2024年「中学受験」直前! わが子が成長する中高一貫校&塾#4Photo:PIXTA

学校選びの決め手は複数あるが、「大学合格実績」は外せない要素だろう。中学入試時の偏差値では入りやすいのに、大学受験に強い、レバレッジが利く中高一貫校はどこか?そんな“掘り出し物”を見つけるべく、2024年入試直前に対応できるように、最新のデータで試算した独自ランキングを作成した。特集『わが子が成長する中高一貫校&塾』(全34回)の#4では、首都圏「中堅校」のランキングを掲載する。(ダイヤモンド編集部編集委員 竹田孝洋、ダイヤモンド編集部 篭島裕亮)

「週刊ダイヤモンド」2023年10月28日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

中堅校でも大学進学に強い学校は?
最新データで独自ランキングを作成

 入試の難易度はさほど高くないのに「難関国立大」や「早慶上理」「MARCH」に多くの生徒が合格する──。

 そんな“レバレッジ”が利く「お得な中高一貫校」を探すため、大学通信の協力を得て、6年前の2017年度に中高一貫校に入学した生徒が、23年度にどこの大学にどれだけ合格したのかを調べ、各校のお得度を探る「レバレッジ度ランキング」を作成した。24年の中学受験での学校選びの助けとなるよう、最新のデータでランキングを作成し直している。

 ただし、6年前に比べると中学への入学時偏差値が上昇した学校もある。当然、今も偏差値が上昇していない、隠れた高レバレッジ度の学校を探す方が望ましい。

 そこで、24年入試の受験校選びに役立てるべく、24年の予想入試偏差値と卒業時の偏差値の回帰分析(下図)による「学力伸長度」を算出(次ページ参照)。「首都圏」「関西圏」「東海圏その他」のエリアごとに、レバレッジ度ランキングを作成した。

 その上で首都圏と関西圏は「入学時偏差値60以上(難関校)」「入学時偏差値50~59(上位校)」「入学時偏差値50未満(中堅校)」の3分類、東海圏その他は2分類のランキングを用意した。

 レバレッジ度の高い学校は毎年変わるという声もあるが、実際は常連校が存在する。また、いわゆる「面倒見のいい」学校が多く、教育力は高いのに発信力が控えめな伝統校も目立つ。

 念のために付け加えると、レバレッジ度が高いほど「わが子に最適な学校」とは限らない。自由な校風の学校や情操教育を打ち出す学校はレバレッジ度が低くなりがちだからだ。

 特進コースや高校入学者が合格実績をけん引する学校があることにも注意したい。各校の説明会などで確認してほしい。

 では、早速次ページで中学受験偏差値が50未満の「首都圏・中堅校版」のランキングを見てみよう。おそらく一般的な知名度とは異なる、意外な顔触れになっているはずだ。