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吉崎誠二が解説「モテるマンションの条件」

マンションは「ブランド」を意識して買うべきか?

吉崎誠二 [ディー・サイン不動産研究所所長、不動産エコノミスト]
【第8回】 2013年3月15日
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 このところ分譲マンションの供給が増えているようだ。不動産経済研究所の「首都圏マンション市場動向」によると、2012年に首都圏で供給された分譲マンションは前年比2.5%増の4万5602戸だった。それを反映してか、昨年末頃から首都圏版の新築マンション誌は、厚みのある号が続いている。関係者に聞くところによると、年度末にかけて広告出稿が増えているようで、マンションデベロッパーの好調ぶりがうかがえる。

 今年は供給が多くなりそうというだけでなく、購入を検討している人も増えており、マンション業界は活況の様相だ。私の周囲でも今年の購入を検討しているためか、「いろいろ教えてよ」と言われることも多くなってきた。

 そのなかで、最も多い質問が「立地」について。「○○駅あたりを買おうと思うのだが、いい場所かな。値下がりしないかな」といった内容をよく聞かれる。

 次に多いのが、「ディベロッパー」について。「○○社って、いいマンション建てているの?」と聞かれたり、あるいは○○にはマンションのブランド名が入り、同様の質問をされることもある。

 多くの人にとってマンションは、その金額からしても人生で最も高い金額の買い物になる。「いざ購入」となると、いろんな迷いが生じるのは当然だろう。

 そこで今回は、多くの購入者が気になっているマンションのブランド価値について考えてみたい。

大手ディベロッパーが展開する
「マンションブランド」の価値

 マンションを購入する際に、「どんな会社が建てる(=売主)マンションか」という事は、誰もが気にすることだろう。初めて耳にする企業が売主であるよりも、認知度の高い企業が販売するマンションのほうが安心して購入できる。このことは、かつて耐震偽装が社会問題化した頃から、購入者がより一層吟味するようになったと思う。

 全国的に名前の知られた企業、地元で有名な企業など信頼のバロメーターは様々だが、「購入した後も、不具合が見つかればフォローしてくれるか」の是非をこうした認知度で判断しているのだろう。

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吉崎誠二 [ディー・サイン不動産研究所所長、不動産エコノミスト]


早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。立教大学博士前期課程修了。船井総合研究所上席コンサルタント・Real Estateビジネスチーム責任者を経て、現在、ディー・サイン不動産研究所所長に就任。不動産関連企業・ハウスメーカー・設備関連メーカーなどを中心にコンサルティングを行う傍ら、不動産エコノミストとしてデータ分析、一般・投資家・企業向けの講演を多数行う。著書に『2020年の住宅・不動産市場』(朝日新聞出版)『「消費マンション」を買う人 「資産マンション」を選べる人』(青春出版社)など9冊。連載はダイヤモンド・オンラインをはじめ、各種媒体に月間6本を担当。オフィシャルサイト&ブログ http://yoshizakiseiji.com/blog/

 


吉崎誠二が解説「モテるマンションの条件」

マンションに住むなら、同僚に自慢したい、ホームパーティを企画したい、と思えるような物件に住みたいものだ。しかし、そういう基準でマンションを選んでいくと、どうしても高級住宅地の高価格物件に行き着いてしまう。しかし、他人に自慢したいマンションは、必ずしも高級住宅地にある高価格物件であるとはかぎらない。そこそこの人気エリアで、それほど高くなく、気の利いた良いマンションは、探せばあるものだ。本連載では、そうした“自慢したいマンション”を「モテマンション」と定義。主に都内で、いかに「モテマンション」を見つけるかを追求していく。

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