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大震災から2年目の「今」を見つめて

槌音響き始めた住宅の高台移転
次の課題は産業活性化のための戦略的復興
――岩手県陸前高田市 久保田崇副市長

【第7回】 2013年3月18日
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高齢化が進む被災地では、住宅再建は時間との戦いです。本稿では、市民が強く望む住宅再建の課題、戻ってきた奇跡の一本松、そして最後に戦略的な復興と今できる支援について紹介します。

高齢化が進む被災地では
住宅再建は時間との戦い

 東日本大震災の大津波で、岩手県陸前高田市は壊滅的な被害を受けました。

 人口約2万4000名中死亡者約1800名(行方不明者含む)、病院、市役所、学校など全壊多数。岩手県最南端に位置する陸前高田市は、津波に襲われたなかでも、もっとも被害の大きかった地域です。

 震災から2年となる3月10日に行われた追悼式。御両親と奥様、そして七歳の娘さんを亡くされた行き場のない悲しみを『東日本大震災という名のこんちくしょう!』という言葉で表現した遺族代表の方の言葉は、多くの参列者の涙を誘いました。

 「最近は被災地のニュースはほとんどないけど、震災から2年も経ったのだから、復興は進んでいるのだろう」

 そう思っている人も多いのかもしれません。しかし、最近被災地を訪れた人は、別の意味でショックを受けるようです。津波でやられた町が、まだほとんどそのままの状態であることに(写真参照)。

震災前の駅前通り(左、2010年5月)、震災後の駅前通り(右、2011年7月)
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大震災から2年目の「今」を見つめて

 この3月で東日本大震災から丸2年が経つ。被災地の報道も極端に少なくなり、当時、固く誓ったはずの「絆」「被災地に寄り添う」と言った言葉も、なぜがむなしく響く。復興はどこまで進んだのか、明日に向かうための課題は何か、そして忘れされれつつある事実はないのか。震災後2年目の「今」を見つめ直す。

「大震災から2年目の「今」を見つめて」

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