あくまでこれは一例ですが(助動詞にはさまざまな意味があるため、他の意味になる場合もあります)、助動詞をプラスすることで、ニュアンスが変わるのが分かりますよね?

 たった数文字の助動詞を入れるだけで、いろんな表現ができるようになるのです。

 しかも、ネイティブがよく使う助動詞は、多くはありません。
「たった9つ」で、ほとんどの日常会話をやりくりできてしまうのです。だから「9助動詞」を身につけてほしいのです。

応用範囲も広い!

 応用範囲が広いのも、助動詞の特徴です。

 たとえば助動詞+have+過去分詞にすれば、さらにバリエーションが増えます。
 疑問文にしたり主語を変えれば、無数の表現が可能になります。
「動詞の意味にプラスアルファするもの」が助動詞なので、助動詞を正しく使い分けられるようになると、微妙なニュアンスを伝えることができます

TPOに合った「お願い」は、どれ?

 人に何かをお願いするとき、失礼に当たるのは避けたいですね。
 一方で、丁寧すぎたり、へりくだりすぎるのも良くありません。

 気軽な言い方から超丁寧な言い方まで、だいたいのイメージとニュアンスをつかんでおきましょう!

厳密に丁寧さが決まっているわけではないので、だいたいの目安と考えてください。どれを使うかは、相手と状況により決めましょう。

○「お願い」の表現いろいろ(上ほどカジュアル、下に行くほど丁寧に)

Can you open the door?
ドアを開けられる?
【親しい人に】

Will you open the door, please?
ドアを開けてくれる?
【親しい人に】

Could you open the door( for me)?
ドアを開けていただけますか?
【丁寧なお願い】

Would you open the door( for me)?
ドアを開けてもらえますか?
【丁寧なお願い・命令】

Would you mind opening the door(for me)?
ドアを開けていただけますでしょうか?
【状況によっては丁寧すぎるお願い】