ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
現役・三井不動産グループ社員が書いた!やっぱり「ダメマンション」を買ってはいけない
【第3回】 2013年4月10日
著者・コラム紹介バックナンバー
藤沢 侑

営業マンにすすめられた部屋を買ってはいけません。そのわけは?

1
nextpage

マンション購入のプロセスの中で避けては通れない商談。営業マンとの商談では申し込むまでに必ず「部屋を絞る」という場面が必ずやってきます。ここで営業マンのすすめる部屋に絞ってしまっては一生後悔するマンションを購入することになりかねません。よく肝に銘じて商談に臨む必要があるのです。

営業マンにとってあなたという存在はパズルのワンピースにしかすぎない。

 マンションを販売するというのは全ての住戸を完売するまで続きます。買う側にとっては一生にそう何回もない大きな買い物ですが、売る側にとっては大勢いるお客様を「薄く長く」伸ばしてお客様を「余らす」ことなくなるべく多くの住戸の契約を目指す「完売パズル」のひとつのピースとして見ているのです。

 100戸のマンションであれば、完売パズルを完成させるには100ピース必要です。つまり100組の契約者が必要です。でもその100組がもし同じ住戸に申込をしたら1戸しか売れません。100組いても同じピースが100個では売る側にとっては1組分の価値しかないのです。

どんなにバランスに気をつけても人気に差が出る価格表

 売る側はその完売パズルを無駄が出ないように早く完成すること目指して値付けをします。人気が偏らないようにバランスをとります。マニュアルもありますし、住戸プランや眺望などあらゆる条件を吟味して全ての住戸に申込が入るように値付けをするのです。

 しかし、どれだけ一生懸命値付けをしても、集客が始まると人気住戸と不人気住戸はすぐにはっきりしてしまいます。繰り返しになりますが売る側としては人気住戸にたくさん申込が入ってもお客様よりも住戸数が少なければ意味がないのです。デベロッパーとしてはお金をかけて広告をしてお客様を集めても、無駄になってしまうのです。ましてや、他に空いている住戸があるならなおさらです。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
自分の時間を取り戻そう

自分の時間を取り戻そう

ちきりん 著

定価(税込):本体1,500円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
生産性は、論理的思考と同じように、単なるスキルに止まらず価値観や判断軸ともなる重要なもの。しかし日本のホワイトカラー業務では無視され続け、それが意味のない長時間労働と日本経済低迷の一因となっています。そうした状況を打開するため、超人気ブロガーが生産性の重要性と上げ方を多数の事例とともに解説します。

本を購入する
ダイヤモンド社の電子書籍
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR


藤沢 侑

ペンネーム。本名は非公表。三井不動産グループに入社し分譲マンション事業に20年以上携わり、マーケット、営業、事業に精通する。2007年に『現役・三井不動産グループ社員が書いた!「ダメマンション」を買ってはいけない』(ダイヤモンド社)を出版。大きな話題を呼び、発売以降マンション購入ノウハウ本としては、ロングセラーを続けた。
これまで取材されたマスコミは、朝日新聞、プレジデント、週刊ダイヤモンド、週刊新潮、ニッポン放送他多数。プロフィール本文入る


現役・三井不動産グループ社員が書いた!やっぱり「ダメマンション」を買ってはいけない

不動産業界大手の三井不動産グループの現役社員である筆者が歯に衣着せず、新築マンション選びを売る側からすべて本音でさらけ出す今回の連載。
アベノミクスで本当に買い時がきているのか? 消費税の値上げ前に買ったほうがいいのか? 読者の疑問を解消します。是非マンションを買う前に読んでください。

「現役・三井不動産グループ社員が書いた!やっぱり「ダメマンション」を買ってはいけない」

⇒バックナンバー一覧