成人の多くは「愛情だけでは結婚できない」と考えているが、男性より女性の方がその傾向が強い――。そんな調査結果をリクルートマーケティングパートナーズが運営する恋活・婚活サービス「TwinCue(ツインキュ)」が発表した。この結果についてあなたは、「女性は現実的」と考えるだろうか、「女性は薄情だ」と考えるだろうか。
調査は2012年12月15日に行い、20~40代の未婚男女624人(男性312人/女性312人)が対象。そのうち半数ずつが婚活サービスの利用経験者。選択肢を「そう思う」「ややそう思う」「どちらともいえない」「あまりそう思わない」「そう思わない」に分け、「そう思う」と「ややそう思う」を「はい」、「そう思わない」と「あまりそう思わない」を「いいえ」としてカウントしている。
「愛だけで結婚できる」人は
男性が約27%、女性が約17%
調査によると、(1)「愛情さえあれば結婚できると思いますか?」という問いに「はい」と答えた人は男性が26.9%、女性が16.7%、「いいえ」と答えた人は男性が35.6%、女性が56.1%だった(その他は「どちらともいえない」)。同じように、(2)「本当に愛している人でないと結婚すべきでないと思いますか?」という問いに「いいえ」と答えたのは女性の方が多く、(3)「結婚するには、愛情以外の相手に求める条件が重要だと思いますか?」という問いに「はい」と答えたのは女性の方が多かった。「どちらとも言えない」を選んだ人は、質問順に、(1)32.4%、(2)27.7%、(3)38.0%となった。
まとめてみると、男性より女性の方が「愛だけでは結婚できない」と思っており、「本当に愛している人以外とも結婚する場合がある」と考えている人が多く、「愛情以外の条件を重視する」傾向がある。女性は結婚に対して現実的とよく言われるが、それが今回も実証されたかたちの調査となった。
ところで先日、ツイッター上で「女性がフルタイムで働くことのメリットは、好きな男性と恋愛や結婚ができること」という内容のつぶやきを目にした。これは、女性が安定的な職や社会的地位を得ることで、将来の金銭的不安をそれほど悩むことなく結婚相手を選ぶことができるという意味だろう。確かに、年収や社会的地位が安定している男性の場合、相手の年収が自分より低いからといって恋人との結婚を悩むということは考えづらい。言い古された表現だが、自立することは自由を手に入れることだ。