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「これからの世界」で働く君たちへ
【第4回】 2013年5月1日
著者・コラム紹介バックナンバー
山元賢治

伝説の元アップル・ジャパン社長が教える
「これからの世界」での働き方 3
“コミュニケーションは「覚悟」である”

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iPodからiPhoneまで、アップル復活の舞台裏を知る「唯一の日本人経営者」が、アップル退社後に初めて語る「これからの世界」での働き方。コミュニケーションはテクニックでは解決できない。日本でも世界でも、他人と本当にわかり合うために必要なこととは何か?

コミュニケーションは「覚悟」である

 ビジネスでは、数えきれないほど多くの会話や意思伝達が毎日発生します。一人でできることは限られており、人と協力しながら、お互いをサポートしながらビジネスは進められていくのです。信頼を築くにも、絆を深めるにも、チームワークを強化するにも、コミュニケーションは人と人をつなぐあらゆる場面で必要になってきます。

 コミュニケーションの重要性についてはさんざん言われていますが、これは決してテクニックでは片づけられません。コミュニケーションについての本はたくさん出ていますが、本を読んでコミュニケーションがうまくなったという話は聞いたことがありません。

 これまでの教育から、日本人は授業中には静かに先生の話を聞くことがよしとされ、クラスなど複数の人の前で間違ったことを言うのは恥ずかしいことだと知らず知らずのうちに教えられてきました。こうした刷り込みもあって、自分の意見を他人に聞かれることに強い抵抗感があり、こっそりとメールで済ませたいという気持ちの人が多いように思えます。

 私が講演をする際によくあることですが、最後の質疑応答の時間には質問をしなかった人が、講演が終わった瞬間に一目散に私のところに駆け寄り質問をしてきたり、後からメールで連絡がきたりということがあります。

 もちろん聴衆全体が聞いている中であまりにも個人的な質疑をするのは周りへの配慮に欠けていますが、話を聞く限りそういうことはほとんどありません。単に恥ずかしいという思いが強いようです。

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山元賢治

1959年生まれ。神戸大学卒業後、日本IBMに入社。日本オラクル、ケイデンスを経て、EMCジャパン副社長。2002年、日本オラクルへ復帰。専務として営業・マーケティング・開発にわたる総勢1600人の責任者となり、BtoBの世界の巨人、ラリー・エリソンと仕事をする。2004年にスティーブ・ジョブズと出会い、アップル・ジャパンの代表取締役社長に就任。iPodビジネスの立ち上げからiPhoneを市場に送り出すまで関わり、アップルの復活に貢献。
現在(株)コミュニカ代表取締役、(株)ヴェロチタの取締役会長を兼任。また、(株)Plan・Do・See、(株)エスキュービズム、(株)リザーブリンク、(株)Gengo、(株)F.A.N、(株)マジックハット、グローバル・ブレイン(株)の顧問を務める。その他、私塾「山元塾」を開き、21世紀の坂本龍馬を生み出すべく、多くの若者へのアドバイスと講演活動を行っている。
著書に『ハイタッチ』『外資で結果を出せる人 出せない人』(共に日本経済新聞出版社)、共著に『世界でたたかう英語』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。

 


「これからの世界」で働く君たちへ

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