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経営請負人の時代

日本人に求められているのは、主体性と発信力
英語ができなくてもグローバルで活躍できる
――ラッセル・レイノルズ・アソシエイツ・ジャパン・インク 安田結子氏【前編】

南 壮一郎 [株式会社ビズリーチ代表取締役]
【第15回・前編】 2013年4月24日
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経営幹部層に特化したリクルーティングおよびアセスメントを行うラッセル・レイノルズ・アソシエイツ・ジャパン・インク。世界4大エグゼクティブリクルーティング会社の日本支社代表としてこれまで多くの企業に優秀なリーダーを紹介してきた安田氏は、日本の国のリーダーですら海外から見ると存在感が薄いと言う。リーダーシップの定義を伺うことで、日本のビジネスパーソンが身につけるべきことは何かを紐解く。

日本に足りないのは英語力ではない
伝えたいという熱意と、発信力だ

やすだ・ゆうこ
一橋大学社会学部卒業、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)経営学修士(MBA)。日本IBMにて、SEとして社内情報システムの構築を担当。その後、ブーズ・アレン・ハミルトンのニューヨーク本社、東京事務所においてテクノロジー企業を主対象としたコンサルティング活動を行う。1993年ラッセル・レイノルズ入社以降、すべてのテクノロジー関連プロジェクトに参加。インダストリー、ヘルスケア、消費財、マーケティング、プライベートエクイティ分野での経験も豊富。2004年より日本支社代表。

南 御社はエグゼクティブリクルーティング会社として、これまで数多くのリーダーを企業に紹介されていますが、企業が求めるリーダーシップの定義とは何だと思われますか?

安田 大きく分けて3つあると思います。1つ目は、リスクを取る勇気。慎重に考えた上でリスクを取れる勇気や決断力があることでしょう。2つ目は、優秀な人を集める力と、仲間を巻き込む力。3つ目は多様性や柔軟性があること。すなわち、様々な状況やことに適応でき、なおかつ学び続けられる柔軟性を持つことです。この3つがグローバルに求められるリーダーシップだと思います。

南 なるほど、たしかに重要ですね。

安田 ただ、日系企業の場合はこれらに加えて「グローバルの場で英語でのディスカッションができるコミュニケーション能力」も求められます。

南 その英語力って、どのくらいのレベルでしょう?

安田 そうですね、正直言ってグローバルで通用する討議力は計り知れないです。そこまで英語が出来なくてもコミュニケーションを成立させてしまう人もいますし、TOEICの点数は高いのに会話ができない人もいます。たとえば楽天の三木谷さんのプレゼンテーションは、外国人の場の中でも圧倒的な存在感だと伺っています。

南 三木谷さんは、僕やGREEの田中さんのような起業家経営者の道を切り開いてくださいましたよね。常識や慣習にとらわれるのではなく、本質を見抜いて行動を起こしていかないと日本は変われないというのを示してくれた気がします。

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南 壮一郎 [株式会社ビズリーチ代表取締役]

1999年、米・タフツ大学数量経済学部・国際関係学部の両学部を卒業後、モルガン・スタンレー証券に入社し、M&Aアドバイザリー業務に従事。その後、香港・PCCWグループの日本支社の立ち上げに参画。幼少期より興味があったスポーツビジネスに携わるべく、2004年、楽天イーグルスの創業メンバーとなる。チーム運営や各事業の立ち上げサポート後、GM補佐、ファン・エンターテイメント部長などを歴任し、初年度から黒字化成功に貢献。 2007年、株式会社ビズリーチを設立し、代表取締役に就任。日本初の個人課金型・転職サイト「ビズリーチ」を運営。2010年、プレミアム・アウトレットをイメージしたECサイト「LUXA(ルクサ)」を開始。2012年、ビズリーチのアジア版「RegionUP(リージョンアップ)」をオープン、2013年2月、IT・Webエンジニアのためのコラボレーションツール「codebreak;(コードブレイク)」をオープン。著書に『ともに戦える「仲間」のつくり方』『絶対ブレない「軸」のつくり方』(ともにダイヤモンド社)がある。

 


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「経営のプロ」として、社外から登用される社長や役員。彼らの経営哲学、プロフェッショナルなビジネスパーソンになるための秘訣、自身の市場価値を高めるキャリアの磨きかた、若きビジネスパーソンへのメッセージなどを語ってもらうインタビューシリーズです。聞き手は、平均年収1000万円以上レベルの人材と企業をマッチングする会員制転職サイト「ビズリーチ」代表の南壮一郎。

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