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なぜあの会社はNo.1なのか?
【第6回】 2013年4月25日
著者・コラム紹介バックナンバー
坂上仁志 [株式会社フォスターワン代表取締役社長、経営コンサルタント、弱者必勝のランチェスターNo.1戦略の第一人者として日本人として初めてロンドンで海外講演を行う。早稲田大学講師(2011年)]

秋葉原で初めてコミック・同人誌の専門店を開店し、
爆発的な支持を得る
株式会社虎の穴 代表取締役吉田博高氏インタビュー

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「ニッチトップ=小さくてもNo.1」の会社をご紹介する新連載。6回目は、クリエイターが個人で製作する漫画、ゲームなど同人誌と呼ばれる商品の販売、流通で圧倒的な規模を持つ株式会社虎の穴。年間7万5000タイトルもの同人誌を販売し、北海道から福岡まで全国各地に21店舗を展開する同社の吉田博高社長に、No.1の秘訣を聞いた。

【会社概要】
株式会社虎の穴
◎この会社のここがNo.1:同人誌の販売、流通でNo.1
◎事業内容:漫画やアニメ、ゲームとその関連商品の販売
◎設立:1996年7月
◎業績等:売上高203億円、従業員1000名(内アルバイト850名)
◎本社:東京都千代田区外神田4丁目3番1号
◎ホームページ:http://www.toranoana.jp/

同人誌の販売で前年比110%の成長

ーー坂上:株式会社虎の穴の事業内容と、どのような点でNo.1なのかを教えてください。

吉田:弊社は一般に流通している漫画、ゲーム、アニメのDVDやキャラクターグッズと、クリエイターが個人で製作した漫画、イラスト集など「同人誌」と呼ばれる商品を販売しています。扱っている同人誌は年間7万5000タイトル、弊社に登録しているクリエイターは5万人、実際に制作、取引をしている方々も2万人と、業界トップです。この同人誌の販売、流通の分野でNo.1となっています。

ーー坂上:同人誌とは、どのようなものなのでしょうか。

虎の穴で人気の同人誌
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吉田:同人誌とは、個人のクリエイターが作成し、出版社などを通さずに販売している作品です。そのため、一般の書店などでは販売されていません。弊社はクリエイターと直接取引して読者に届けているので、野菜の産地直送のようなイメージを持っていただけるとわかりやすいと思います。同人「誌」という言葉がついていますが、漫画やイラスト集にとどまらす、ゲームやCD、グッズなども含んでいます。

ーー坂上:虎の穴さんは高い成長率を誇ると聞いていますが、どれくらいの売上がありますか。

吉田:過去3年の売り上げは、182億円、188億円、203億円です。売上のうち約30%、50億~60億円ほどがウェブの通信販売です。現在、対前年比で毎年約110%の成長をしています。

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坂上仁志(さかうえ・ひとし) [株式会社フォスターワン代表取締役社長、経営コンサルタント、弱者必勝のランチェスターNo.1戦略の第一人者として日本人として初めてロンドンで海外講演を行う。早稲田大学講師(2011年)]

一橋大学卒、新日鉄、リクルートなどNo.1企業に勤務後、ゼロから人材企業を立ち上げ小規模ながら売上・利益・利益率で日本一の実績をつくる。3年で日本一の会社を立ち上げた「実績」を持つ日本で唯一人のランチェスター協会正式【認定】インストラクター。ランチェスターNo.1戦略の第一人者として、日本人として初めてランチェスター戦略の海外講演をロンドンで行う。2011年度には早稲田大学講師を務める。
主な著書に、『ランチェスター経営戦略』『ランチェスター営業戦略』(いずれも明日香出版)、『日本一わかりやすい経営理念のつくりかた』『日本一わかりやすい会社のつくり方』(中経出版)等がある。


なぜあの会社はNo.1なのか?

経営とは「際立つ」ことです。つまり、差別化されること。そして、No.1になることが重要。
この不況下でも好業績を出している企業の特徴はNo.1であること。
では、No.1になった企業とはいったい何をしてNO1になれたのか?
どんな工夫をしてNO1になれたのか?
そして、どうNo.1であり続けているのか? 
実際にNo.1の会社の事例をご紹介する。一般にマスコミで報道されている会社は、決して本当にいい会社なわけではない。
「ニッチトップ=小さくてもNo.1」を提唱するランチェスターNo.1理論の著者、坂上仁志がランチェスターの視点から、ホンモノのNo.1になる秘訣を解説する。

「なぜあの会社はNo.1なのか?」

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