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いまこそ読みたい! ダイヤモンド社100年100冊
【第10回】 2013年5月16日
著者・コラム紹介バックナンバー
土江英明 [ダイヤモンド社 書籍編集局 局次長]

「まず、朝一番にカエルを食べろ!」
ブライアン・トレーシーの代表的な自己啓発書
『カエルを食べてしまえ!』

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「まず、朝一番にカエルを食べろ。カエルが二匹いたら大きくて醜いほうから食べろ」その著書は、38か国語に翻訳され、58か国にファンを持つブライアン・トレイシーの代表的な自己啓発書が『カエルを食べてしまえ!』。カバーの愛らしいインパクトのあるカエルのイラストも評判になり、10万部を超えるベストセラーになりました。ここでいう「カエル」とは何?なぜ、朝一番にその「カエル」を食べなくてはいけないのか。多くのビジネスマンを勇気づけたロングセラーの1冊です。

「カエル」とは、私たちがこなさなければならない仕事の中で、
最も重要な仕事のこと

「なぜ人はどうでもいいことから先にやってしまうのだろう?」

 このつぶやきのような言葉は、本書の前袖に添えられた言葉です。

ブライアン・トレイシー著 門田美鈴訳『カエルを食べてしまえ!』
2002年2月刊行。米国で最も著名なスピーカーの一人であり著名なビジネスコンサルタントでもある、ブライアン・トレイシーの代表的な自己啓発書。彼自身、エリートコースを歩んできたわけではなく、高校を中退後、肉体労働を経てセールスマンとなり才能を発揮、独特のノウハウをもとに大企業重役まで昇りつめた経歴の持ち主。30代で大学に入学し経営管理の修士を取得後、米国、カナダの有力企業のコンサルタントとして活躍。
これまで世界40カ国で1000社を越える企業のコンサルタントを務め、400万人以上に講演をしてきている。

 人は、大事なことをどうしても先送りにして、手をつけやすい細々としたことを先にやりがちです。

 著者が、本書でいう「カエル」とはもちろんたとえです。私たちがこなさなければならない仕事の中で最も重要な仕事。そして、人生の成功と幸せとはこのカエルをいかに食べるか、つまりもっとも重要な仕事に集中してどう対処するかにかかっていると、説きます。

 昔からいわれていることに、こういうのがある。「朝一番に生きたカエルを食べれば、その日の最悪時はもう終わったと安心して過ごすことができる」また、「もし二匹のカエルを食べなければならないのなら、醜いほうから食べよ」とも言われる。重要な仕事が二つあったら、難しく大変なほうからやりなさいということだ。そして、すぐにとりかかり、やりとげるまでほかのことに手をだしてはいけない。これを一つの「テスト」と考えるといい。自分の課題にするのだ。もっと簡単なことをかたづけたくなっても、我慢しなければならない。(3〜4ページ)

 このシンプルなメッセージと、カバーの愛らしいインパクトのあるカエルのイラストも評判になり、10万部を超えるベストセラーになりました。2002年初版発行以来、いまだにロングセラーで売れ続けているブライアン・トレイシーの代表的な自己啓発書が、この『カエルを食べてしまえ!』です。

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土江英明 [ダイヤモンド社 書籍編集局 局次長]

明治大学法学部卒業後、85年ダイヤモンド社入社。「type」編集長などを経て現職。担当書籍は、『面接の達人』『フューチャー・イズ・ワイルド』『レバレッジ人脈術』『カエルを食べてしまえ』『神様の女房』ほか多数。学生による出版オーディション「出版甲子園」の第1回、第2回審査委員長を務める。長年、就職本の編集に携わり、採用面接官を10年以上担当してきた経験から、就活生向けの講演や模擬面接指導等も行っている。


いまこそ読みたい! ダイヤモンド社100年100冊

ダイヤモンド社は2013年5月1日に創立100年を迎えることになりました。雑誌を追う形で始まった書籍事業も、ビジネスジャンルを中心に刊行点数は1万点を優に超えています。

書籍は、その時々の経済環境や流行など世相を色濃く反映しているものが多数を占めますが、時代を超えて読み継いでもらいたい名著が、私達の書棚にはたくさん並んでいます。

本連載は100周年を記念し、普遍の名著と呼ばれる作品から、今だからこそ読みたい隠れた名作まで、有名無名織りまぜた100冊を紹介していきます。ダイヤモンド社が誇るベテラン執筆陣の、単なる書評にとどまらない論説をご期待ください!

 

「いまこそ読みたい! ダイヤモンド社100年100冊」

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