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24時間じゃ足りないあなたへ 時間貧乏からの脱出法
【第2回】 2010年10月28日
著者・コラム紹介バックナンバー
水口和彦 [(有)ビズアーク取締役社長]

“やるべき事をリストアップ”は時代遅れ!
必要なのは、仕事の正体を見極める事

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タイムマネジメントは「完璧」にやろうとしないこと

 タイムマネジメントは「完璧」にやろうとしない──。これが、タイムマネジメント継続の秘訣です。完璧にやろうとしないというのは「いい加減にやれ」ということではありません。「時間割」のようにスキマなく計画を立てて、それを100パーセントこなすというイメージを捨てることが必要なのです。

 仕事の中には「時間厳守」の仕事もあれば、そうでない仕事もあります。何から何まで細かくタイムスケジュールを立てるのではなく、柔軟に対応できる余地を残しておくことです。

自分を時間術に合わせるのではなく、
時間術を自分に合わせる

 仕事をしていれば突発的な仕事や急な頼まれごとなどの予想外の仕事もあるものです。そんな環境で「時間割」を守り切るのは無理があります。その結果、時間割を何度も作り直すはめになってしまいます。

 ただし、環境が違えば話は別です。突発的な仕事や頼まれごとがほとんどなく、自分のペースで仕事を進められる。そんな環境で仕事をしている人には、このような「時間割」的なタイムマネジメントも有効かもしれません(たとえば「本を書く」仕事などはこれに近いでしょう)。おそらく「時間割」を推奨する人はそういう仕事をしているのでしょう。しかし、一般にそういう人はごくごく少数です。ほとんどの人が、予想外の仕事も含めて時間をやりくりしなければいけないのです。

 普通の人には、なかなか「合わない」タイムマネジメント手法は他にもあります。古くからある「時間術」の一つに、「毎朝、やるべき仕事をリストアップして、その仕事に優先順位をつけ、優先順位の高いものから実行していく」という方法があります。「ちゃんと計画してから行動する」という意味では、この方法は悪くなさそうですが、実際やってみるとうまくいかないのです。

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水口和彦 [(有)ビズアーク取締役社長]

1967年石川県生まれ。大阪大学大学院理学研究科修士課程終了後、住友電気工業株式会社に入社。自動車用ブレーキパッドのエンジニアとして、社内トップのヒット商品を開発。エンジニア時代に数々の時間管理手法を試すが、その手法の効率の悪さに納得できず、時間管理について研究を開始。試行錯誤の結果、シンプルでムダのない時間管理手法を確立。これが好評となり、さらに時間管理を普及させるために独立し、現在に至る。ホームページ「時間管理研究所」


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