ベスト20で中高一貫校が占める校数は15校だ。過去3年を振り返ると、昨年2012年11校、11年12校、10年12校で、中高一貫校の強さは安定している。

 東京大学や京都大学などの難関の国公立大学の合否を決する2次試験は記述式の難問で、合格するためには十分な準備が欠かせない。

 私立の中高一貫校ではたいがい、中学2年までに中学の学習範囲を、高校2年までに高校の範囲を学び、高校3年では大学入試のための問題演習などにかかる。文部科学省の学習指導要領通りのペースで学ぶ公立高校の生徒に比べて、中高一貫校の生徒は準備万端で試験に臨んでいる。その結果がランキングに表れているのだ。

 中高一貫校の受験ブームが首都圏でピークを迎えるのは08年で、その年に中学に入学した生徒が卒業を迎えるのは来年。ここ数年は、経済的に余裕がある家庭の子どもで中高一貫校に進学した生徒が卒業する時期なので、中高一貫校がこのランキングの上位を占める傾向は続くと考えられる。

 ベスト50まで広げて見てみると、公立トップ校が1地域1~2校程度の割合で入ってくる。長崎西(長崎)、刈谷(愛知)、熊本(熊本)、金沢泉丘(石川)などだ。

 また、首都圏以外の高校が相対的に上位に多い。

 理由は、首都圏では、早稲田や慶應義塾、上智など私立の有力大学という選択肢が広がるが、地方ではそれほどなく、優秀な生徒は旧7帝大を筆頭に、各県庁所在地にある国公立大学がその地の高校生の第1志望になるからだ。

 地方の国公立大学のトップ校で学び、地元の官公庁や企業に就職することは優秀な生徒の多くが志望する道なのだ(医師としての病院勤務を含む)。