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なぜあの会社はNo.1なのか?
【第8回】 2013年5月30日
著者・コラム紹介バックナンバー
坂上仁志 [株式会社フォスターワン代表取締役社長、経営コンサルタント、弱者必勝のランチェスターNo.1戦略の第一人者として日本人として初めてロンドンで海外講演を行う。早稲田大学講師(2011年)]

中高年女性の心をつかんで離さない
1日30分ですむフィットネスクラブ
株式会社カーブスジャパン 代表取締役会長兼CEO 増本岳氏インタビュー

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「ニッチトップ=小さくてもNo.1」の会社をご紹介する本連載。今回は、年輩の女性にターゲットを絞ったアメリカ発のフィットネス「カーブス」をチェーン展開する、カーブスジャパン。健康のための運動、というコンセプトを掲げ急成長する同社代表の増本氏に、その戦略を聞いた。

【会社概要】
株式会社カーブスジャパン
◎この会社のここがNo.1:フィットネスクラブの女性会員数No.1
◎事業内容:女性専用のフィットネスクラブの運営
◎設立:2005年2月
◎業績等:売上高:113億円、経常利益19億、経常利益率16.8%、従業員数(本部のみ)137名
◎本社:東京都中央区日本橋堀留町1-3-19 チョーギンビル4~6階
◎ホームページ:http://www.curves.co.jp/

1日に必要な運動をすべて30分で行う

――坂上:株式会社カーブスジャパンの事業内容と、どのような点でNo.1なのかを教えてください。

増本:弊社は女性専用のフィットネスクラブの運営を行っています。

増本 岳(ますもと たけし)株式会社カーブスジャパン代表取締役会長兼CEO。1964年神奈川県生まれ。明治大学を卒業後、89年に大手コンサルタント会社へ入社し、フランチャイズチェーンの経営コンサルタントとして活躍。2005年に株式会社カーブスジャパンを設立、現職に就任。年配の女性を中心に正しい運動習慣を広めるべく、日々邁進している。

通常のフィットネスクラブとは異なり、体を鍛えるのではなく健康維持に必要な運動を行うプログラムとなっていることが大きな特徴です。そのため、お客様は年輩の方が中心ですね。現在、会員数は53万人、平均年齢は57.4歳です。全会員数の77%、40万人以上が50歳以上の方々が占めています。これほど多くの女性会員数を誇るフィットネスクラブは他になく、No.1と言えると思います。

――坂上:健康維持のために必要な運動、とはどのようなものなのでしょうか。

増本:健康維持のために必要な運動は「筋力トレーニング」「有酸素運動」「ストレッチ」の3つです。年輩の女性が一人で運動始める場合、ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動のみになりがちです。この運動は脂肪を燃やす効果があるため、必要なものの1つではありますが、それだけでは健康維持にはなりません。

大切なのは筋力です。高齢になり筋力が落ちてしまうと、生活習慣病や寝たきりになってしまう原因となります。

 さらに、女性は筋肉をつくるホルモンが男性よりも少ないため衰えやすく、定期的なトレーニングが必要になります。体重は変わっていないが脂肪が増えた、というのは筋肉の衰えが原因なんですね。そのため弊社のプログラムでは、30分で筋力トレーニングと有酸素運動、ストレッチをバランスよく行えるようになっています。

――坂上:一回あたりのプログラムは30分、と。具体的にはどのような運動を行うのですか。

増本:円形に並べた12種類の機械を順番に回りながら運動を行います。1つの運動は30秒。1つの運動が終わると、機械の間に置かれているステップボードと呼ばれる板の上で足踏み体操、有酸素運動を行います。これを2周ほど繰り返し、最後にストレッチという流れです。

中央のインストラクターがサポートしながら12種のマシンで順番に運動する

 店内には軽快な音楽を流しており、リズムに合わせて行っています。いわば盆踊りのようなイメージを持っていただければわかりやすいでしょうか。

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坂上仁志(さかうえ・ひとし) [株式会社フォスターワン代表取締役社長、経営コンサルタント、弱者必勝のランチェスターNo.1戦略の第一人者として日本人として初めてロンドンで海外講演を行う。早稲田大学講師(2011年)]

一橋大学卒、新日鉄、リクルートなどNo.1企業に勤務後、ゼロから人材企業を立ち上げ小規模ながら売上・利益・利益率で日本一の実績をつくる。3年で日本一の会社を立ち上げた「実績」を持つ日本で唯一人のランチェスター協会正式【認定】インストラクター。ランチェスターNo.1戦略の第一人者として、日本人として初めてランチェスター戦略の海外講演をロンドンで行う。2011年度には早稲田大学講師を務める。
主な著書に、『ランチェスター経営戦略』『ランチェスター営業戦略』(いずれも明日香出版)、『日本一わかりやすい経営理念のつくりかた』『日本一わかりやすい会社のつくり方』(中経出版)等がある。


なぜあの会社はNo.1なのか?

経営とは「際立つ」ことです。つまり、差別化されること。そして、No.1になることが重要。
この不況下でも好業績を出している企業の特徴はNo.1であること。
では、No.1になった企業とはいったい何をしてNO1になれたのか?
どんな工夫をしてNO1になれたのか?
そして、どうNo.1であり続けているのか? 
実際にNo.1の会社の事例をご紹介する。一般にマスコミで報道されている会社は、決して本当にいい会社なわけではない。
「ニッチトップ=小さくてもNo.1」を提唱するランチェスターNo.1理論の著者、坂上仁志がランチェスターの視点から、ホンモノのNo.1になる秘訣を解説する。

「なぜあの会社はNo.1なのか?」

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