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なぜあの会社はNo.1なのか?
【第9回】 2013年6月13日
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坂上仁志 [株式会社フォスターワン代表取締役社長、経営コンサルタント、弱者必勝のランチェスターNo.1戦略の第一人者として日本人として初めてロンドンで海外講演を行う。早稲田大学講師(2011年)]

一愛好家として欲しいものを顧客に勧めることが
大きな支持につながった
株式会社THINKフィットネス 代表取締役社長 手塚栄司氏インタビュー

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「ニッチトップ=小さくてもNo.1」の会社をご紹介する本連載。今回はボディビルやトレーニング愛好家から高い評価を得ているフィットネスクラブ、「ゴールドジム」を運営する株式会社THINKフィットネス。ジムの運営にとどまらず、専門誌の出版やトレーニング器具やプロテインの販売など、多くの事業を営む同社代表の手塚栄司氏に、その戦略を聞いた。

【会社概要】
株式会社THINKフィットネス
◎この会社のここがNo.1:ボディビルや筋肉トレーニング向けのジムでNo.1
◎事業内容:ジムの運営や機材・プロテイン等の販売、及び雑誌の発行
◎設立:1986年5月1日
◎業績等:売上約106億円、経常利益約4億円、経常利益率約4%、従業員601名(内アルバイト244名)
◎本社:東京都江東区南砂3丁目3番6号
◎ホームページ:http://www.thinkgroup.co.jp/index.html

一人の愛好家としての視点から事業を行う

ーー坂上:株式会社THINKフィットネスの事業内容と、どのような点でNo.1なのか教えてください。

手塚栄司(てづか・えいじ)株式会社THINKフィットネス代表取締役社長。1961年生まれ。東京都出身。1986年に有限会社スィンクを設立。フィットネスクラブの運営とバーベルや小物の輸入販売を行なう。1995年に米GOLD'S GYM FRANCHISING(GGF)社とフランチャイズ契約を締結する。2006年株式会社THINKフィットネスへ社名変更し、現職へ。正しいフィットネスを世の中に広めるため日々精力的に活動している。

手塚:弊社はフィットネスクラブ「ゴールドジム」の運営を行っています。ゴールドジムとは、ボディビルや筋肉トレーニングを行う方を対象としたジムとなっています。全国に45店舗を展開し、会員数は直営店だけで7万人。本格的なウェイトトレーニング愛好家が集まるジムとしてはNo.1と言えると思います。

 他にも、「IRONMAN MAGAZINE」や「Fight&Life」などのウェイトトレーニングや格闘技専門誌の発行、トレーニング機器やプロテインなどの開発、販売も行なっています。すべてがトレーニング愛好家を対象とした事業ですので、3つの事業が相乗効果を生み出せるようになっています。

ーー坂上:なぜジムの運営だけでなく、専門誌の発行やトレーニング機器の販売なども行っているのですか。

手塚:弊社は一愛好家として自分が欲しいと思ったもの、試してみて良かったものをお客様にも紹介する、というスタンスで事業を行っています。専門誌を発行したのは1990年。当時、トレーニングやボディビルの情報は日本にほとんどありませんでした。そこでアメリカのアイアンマン社と契約し、「IRONMAN MAGAZINE」を日本語訳して出版することにしました。トレーニング機器やプロテインの販売を始めたのは1986年です。

 創業当時は日本にプロテインや海外のトレーニング機器を扱っている店舗が無く、私と同じように欲しいと思っている人がたくさんいるのではないか、と考えたことがきっかけです。

ーー坂上:確かに最近はプロテインも一般的になりましたが、25年前はそうではありませんでした。

手塚:当時、プロテインは通信販売でこっそりと購入するもの、と思われていました。これらを、堂々と購入できるお店をオープンしたのが始まりです。当初はトレーニング機器の方が規模的には大きかったのですが、いつのまにかプロテインなどのサプリメントの売上の方が大きくなりました。

 また、弊社では年に2回、社員が欲しいと思う商品を聞き出し、採算が合えば開発する場を設けています。弊社の社員には様々な競技の選手がいますので、社員が欲しいと思ったものを開発し、自信を持ってお客様にお勧めしています。そのため弊社の商品は他社と比べて独特なマニア商品が多いですね。

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坂上仁志(さかうえ・ひとし) [株式会社フォスターワン代表取締役社長、経営コンサルタント、弱者必勝のランチェスターNo.1戦略の第一人者として日本人として初めてロンドンで海外講演を行う。早稲田大学講師(2011年)]

一橋大学卒、新日鉄、リクルートなどNo.1企業に勤務後、ゼロから人材企業を立ち上げ小規模ながら売上・利益・利益率で日本一の実績をつくる。3年で日本一の会社を立ち上げた「実績」を持つ日本で唯一人のランチェスター協会正式【認定】インストラクター。ランチェスターNo.1戦略の第一人者として、日本人として初めてランチェスター戦略の海外講演をロンドンで行う。2011年度には早稲田大学講師を務める。
主な著書に、『ランチェスター経営戦略』『ランチェスター営業戦略』(いずれも明日香出版)、『日本一わかりやすい経営理念のつくりかた』『日本一わかりやすい会社のつくり方』(中経出版)等がある。


なぜあの会社はNo.1なのか?

経営とは「際立つ」ことです。つまり、差別化されること。そして、No.1になることが重要。
この不況下でも好業績を出している企業の特徴はNo.1であること。
では、No.1になった企業とはいったい何をしてNO1になれたのか?
どんな工夫をしてNO1になれたのか?
そして、どうNo.1であり続けているのか? 
実際にNo.1の会社の事例をご紹介する。一般にマスコミで報道されている会社は、決して本当にいい会社なわけではない。
「ニッチトップ=小さくてもNo.1」を提唱するランチェスターNo.1理論の著者、坂上仁志がランチェスターの視点から、ホンモノのNo.1になる秘訣を解説する。

「なぜあの会社はNo.1なのか?」

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