ANA客室乗務員(CA)として12年。500万人のお客様の対応で気づいた、行動・言葉・気づかい・テーブルマナー・習慣とは?テレビ、新聞でも紹介された「100%好かれる1%の習慣」。第17回目は【客室乗務員を「号泣」させた、コンビニ店員の言葉とは?】です。

「今日もお仕事、お疲れさまです」という
優しい一言に、号泣する

 あなたは、人からかけてもらった言葉で、「嬉し涙」を流したことがありますか?

 後輩の現役CA、Fさんは、コンビニを出たとたん、「号泣」してしまった経験があります。

 2泊3日の勤務から帰宅するとき、「コンビニに寄ろう」と思った彼女。すでに夜も更けているし、料理をつくる元気もない。そこでお弁当を買って帰ることにしました。

 レジでお金を払うと、年配の男性店員は、「ありがとうございます」とお礼を述べ、そのあとで、あたたかい笑顔とともに、Fさんの琴線を揺らすひと言を口にしました。

 「今日もお仕事、お疲れさまです」

 店員さんのこの「プラスアルファのひと言」が、彼女の心に、やさしさを届けました。
 Fさんは、その日のフライトで失敗をし、また、長時間のフライトで疲れきっていました。その疲れた心を「今日もお仕事、お疲れさまです」の言葉と笑顔が、癒してくれたのです。