ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
ザ・ワーク 人生を変える4つの質問
【第5回】 2011年4月22日
著者・コラム紹介バックナンバー
バイロン・ケイティ [『ザ・ワーク』著者]

ストレスは、思いやりのある目覚まし時計
ワークの基本的な考え方・その5

1
nextpage

ストレス解消を自分の外に求めても、一時の慰めにしかならない。ストレスは、ストーリーの中で生きていることを知らせてくれる贈り物。「ワーク」の問いかけによって、自分の考えが真実ではないと気づけば、苦しみはなくなる。
(連載第1回と、著者のインタビュー映像はこちら

5 苦しみの背後にある考えをつきとめる

 真実ではない考えに対する執着以外によって引き起こされたストレスというものを、私が体験したことは一度もありません。

 すべての不快な感情の背後には、真実ではない考えが隠れています。「風が吹いて欲しくない」、「夫は私に賛成すべきだ」といったように、私たちは現実に抵抗する考えをもつことでストレスを感じ、その状態のまま行動するので、ストレスはさらに増えます。それでも本来の原因となった考えを理解しようとはせず、自分以外のことでストレスを解消しようと試みます。他人を変えようとしたり、セックスや食べもの、酒、薬物、お金といったものを求めるのです。

 ところが、こういう方法はつかの間の慰めであり、自分のことはコントロールできるという幻想を与えるものにすぎません。

 どんなストレスであっても、それは「あなたは夢の中にいますよ」と教えてくれる、思いやりのある目覚まし時計だと覚えておくと助けになります。つまり、落ち込みや痛み、恐れといったものは、「自分が今、何を考えているか、見てみなさい。あなたは真実ではないストーリーの中で生きているんですよ」と言ってくれている贈り物なのです。夢の中にとらわれていると、自分の外にあるものを求めることで、ストレスに対処しようとします。

 私たちは通常、自分の考えよりも感情にまず気づきます。だからこそ、ストレスになっている感情は、ワークの対象となる考えがあることを教えてくれる目覚まし時計なのです。真実ではない考えを探求することで、常に本来の自分に戻ることができます。本来の自分ではないものを信じ、幸福につながらないストーリーを生きることは、あなたの心を傷つけるのです。
 

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
われわれはいかに働き どう生きるべきか

われわれはいかに働き どう生きるべきか

P.F.ドラッカー 述/上田 惇生 訳

定価(税込):本体1,300円+税   発行年月:2017年1月

<内容紹介>
寿命が延びたからこそ生じる、仕事、キャリア、生きがいの問題――毎日を生きる心得、そしてハウツーを語った幻のインタビュー、初の活字化。すぐれたマネジャーはどのように考え・行動しているかのみならず、よき人生をいかに生きるか、その指針をを示してくれる。ドラッカー教授の温かい眼差しに満ちた一冊。

本を購入する
ダイヤモンド社の電子書籍
(POSデータ調べ、1/8~1/14)


注目のトピックスPR


Photo: Scott London

バイロン・ケイティ [『ザ・ワーク』著者]

1986年に「現実に目覚める」体験をして以来、世界31言語、数百万もの人々にワークを紹介。公開イベントの他、ビジネス、大学、学校、教会、刑務所、病院などで活動している。著書に、全米ベストセラーの『ザ・ワーク』(ダイヤモンド社)、『探すのをやめたとき 愛は見つかる』(創元社)など。

ウェブサイト www.thework.com/nihongo


ザ・ワーク 人生を変える4つの質問

1986年以来、世界で何百万もの人々の心を救った「ワーク」とは? シンプルな4つの質問を投げかけることで、自分の中にある本当の答えが見つけられ る。アンソニー・ロビンズ、神田昌典はじめビジネスリーダーから心理学者・医学者までもが注目する、心を解放する手法の基本的な考え方5つのポイントを、 著者が語る。

「ザ・ワーク 人生を変える4つの質問」

⇒バックナンバー一覧