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外資系コンサルの仕事をサクサク片づける法
【第5回】 2013年6月20日
著者・コラム紹介バックナンバー
吉澤 準特 [コンサルタント]

ダメ上司ほどかかってしまう
「この部下は使えない!」症候群

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前回の連載では、「伝える力」を高めるポイントについてお話いたしました。本日は「段取り」についてです。内容だけを気にしても仕事はうまくいきません。「どの順序で、何にとり組むべきか」「どうすれば効率的になるか」を考える力が必要です。

A先輩とBくんの会話。
悪いのはBくんだけ?

 もうずいぶん前の話ですが、“段取り力”という言葉が話題になりました。仕事ができる人は能力が高いわけではなく、段取る要領が優れている、という話です。

 確かにビジネス・プロフェッショナルは段取り能力に優れています。それは、仕事内容の良し悪しはもちろんのこと、それとは別に、作業のタイミング次第で努力が台無しになることを知っているから注力しているのです。

 たとえば、こんな話があります。どこに問題があるかを考えながら、読み進めて下さい。

A先輩 「午後からの報告会で使う参考資料は印刷できた?100ページで50部もあるから時間に間に合うか心配でさ」
Bくん 「大丈夫です。時間はかかりましたが、開始前に揃います」
A先輩 「ありがとう。あれ? この資料、背景がほとんど真っ黒で字が読めないじゃないか!?」
Bくん 「あっ、白黒モードで印刷したから文字が黒色だ…」
A先輩 「ああ、印刷し直す時間はないし、これじゃ使えないよ!(まったく、何て使えないヤツなんだ!)」

 A先輩の力作資料は、Bくんが印刷設定を間違えて出力したために、肝心の報告会に提出することができませんでした。A先輩にしてみれば、努力が日の目を見ることなくお蔵入りになってしまったのですから、やり切れません。

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    吉澤 準特(よしざわ・じゅんとく) [コンサルタント]

    外資系コンサルティングファーム勤務。
    専門領域において、日本支社のリーダーを務め、ビジネスからシステムまで幅広くコンサルティングを手がける。
    プロジェクトマネージャーとして、数百億円規模のシステム運用改善、あるいは組織改革、人材育成に携わることも多い。ITサービスマネジメントの世界基準である、ITIL Managerの有資格者でもある。
    業務が広範囲にわたるため、組織の責任者、中間管理職、現場担当者といった、あらゆる層を対象としたコミュニケーション・折衝の経験が豊富。社内の新人研修責任者を務めたこともあり、新人コンサルタント育成の手法についても詳しい。そうした新人からベテランまでの人材育成経験をベースに、「4つのスキル」("聴く"、"伝える"、"段取る"、"動かす")をコアとする仕事術が誕生した。


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