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あたらしい働き方
【第7回】 2013年7月10日
著者・コラム紹介バックナンバー
本田直之 [レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役社長兼CEO]

なぜあの会社には、
働き方のルールがないのか?
【企業インタビュー:IDEO編】

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多くの一流企業をクライアントに持ち、機能的で遊び心に満ちた製品を開発し続けている、デザイン・ファームIDEO『発想する会社!』(早川書房刊)では、そのイノベーションの技法が話題になりました。前回紹介した、スタンフォード大学d.schoolとも関係が深いIDEO。アメリカ西海岸のパロアルトの本社に伺い、革新的な働き方をテーマに、パートナーで『発想する会社!』の共著者でもあるトム・ケリー氏にお話を伺った。(撮影・編集部)

何時に出勤するとか
何を着ているかなんて誰もチェックしない

IDEO パートナー トム・ケリー氏と筆者

トム 私の父親はタイヤメーカーに勤務していました。父たちの会社にとって敵は、同じエリアにある他のメーカーだった。だから、勝つことはそれほど難しいことではなかったんです。ところが今は、世界中の会社が競合になりうる。だから、最もクリエイティブな人が効果的に働く、という方法で戦っていかなければ絶対に勝てません。日本もそうだと思いますが、賃金で比べると、10分の1、100分の1で同じ仕事をする人たちがたくさんいるわけです。クリエイティブで戦わなければ、勝ち目はありません。

本田 ビジネスで勝つ方程式が大きく変わったということは、社員の働き方も変えていかなければいけないんですね?

トム何が目的なのか、ということについて意識的になっている、というのがこの10年の変化だと感じています。1990年代に新卒の学生に話を聞くと、彼らはお金にしか関心がなかった。どうやって会社を興し、売却して、どれだけ儲けるか、ばかりを考えていた。今もお金に関心がないとは言わないけれど、どうやって世界を変えられるのか、という、もっと大きな目的を持っている。もちろん私たちはクライアント企業が利益を上げるお手伝いを目的としますが、同時に何らかの世の中にインパクトを与えるものをデザインしないといけない。そういう使命感が強くなっている気がします。

本田 働き方のルールとかはないんですか?

トム 文字にされているルールというのはありません。何時に出勤するかとか、ちゃんとした洋服を着ているかとか、机に向かって熱心に仕事をしているかとか、そんなことをチェックする人はいないですね。クライアントを怒らせないとか、本当に基本的な、これだけはやってはいけない、ということを定めておいて、それ以外は自由にしていい、という考え方です。上司はクライアントであり、プロジェクトなんです。

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本田直之 [レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役社長兼CEO]

シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画し、常務取締 役としてJASDAQ上場に導く。 現在は、日米のベンチャー企業への投資事業を行うと同時に、少ない労力で多くの成果をあげるためのレバレッジマネジメントのアドバイスを行う。日本ファイナンシャルアカデミー取締役、コーポレート・アドバイザーズ取締役、米 国Global Vision Technology社取締役、Aloha Table取締役、コポンノープ取締役、エポック取締役などを兼務。東京、ハワイに拠点を構え、年の半分をハワイで生活する デュアルライフをおくっている。著書に、レバレッジシリーズをはじめ、『あたらしい働き方』『Less is More』(ダイヤ モ ン ド 社 )『 ノ マ ド ラ イ フ 』( 朝 日 新 聞 出 版 )『 パ ー ソ ナ ル ・ マ ー ケ テ ィ ン グ 』( デ ィ スカヴァー・トゥエンティワン)などがあり、著書累計250万部を突破し、韓国、台湾、 中国で翻訳版も発売されている。著者のプロデュースも行っており、50万部を突破した『伝え方が 9 割』『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』をはじめ合計150万部を突破しいずれもベストセラーとなっている。講演活動は国内だけでなく、アメリカ、オーストラリア、カナダ、中国、シンガポール、韓国、香港、台湾など海外でも行っており、学生向けには早稲田、慶応、明治、 一橋、筑波、立教、法政、上智など様々な大学で講演を行っている。サンダーバード国際経営大学院経営学修士(MBA)、明治大学商学部産業経営学科卒、(社)日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー、アカデミーデュヴァン講師、明治大学・上智大学 非常勤講師

 


あたらしい働き方

「あたらしい働き方がどんどん出てくる今、なぜまだ昔の基準のまま会社を選ぶのか」著者が、アメリカではパタゴニア、ザッポス、エバーノート、IDEO、スタンフォード大学d.Shcool、日本ではカヤック、スタートトゥデイ、チームラボ、Plan ・do・see、ワークスアプリケーションズ、などの、先進企業を取材し、いままさに世界で生まれつつある「古い価値観や常識に縛られないあたらしい働き方」は何なのかを、伝えていきます

「あたらしい働き方」

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