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“伝説の外資トップ”新将命 特別対談 次世代リーダーと語る「ビジネスの原理原則」
【第9回】 2013年7月22日
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新 将命

プロフェッショナル同士が手を組めば
医療・ヘルスケア業界だけでなく
経済界も変わると信じて
【対談】新将命×山本雄士――革新を導くのはトップリーダー(後編)

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医療・ヘルスケア業界全体の革新を目差し疾走する株式会社ミナケア代表取締役の山本雄士氏と、そうした企業の革新をカンパニー・ドクターという立場でサポートする新将命氏。山本氏が考える投資型医療とは?そして求められるリーダーの要素とは?前回から続くおふたりの対話は、新氏が考える年齢を重ねてからの健康のあり方にまで幅広く展開していきます。

真のプロはプロフェッショナリズムを確立している

 もちろん会社には理念が必要ですが、経営力がなければ潰れてしまいます。病院もひとつの会社だから、医療という技術だけでなく、「経営の原理原則」を医療業界で徹底して、経営面を健康に保たなければいけませんね。

山本雄士(やまもと・ゆうじ)
医師・株式会社ミナケア代表取締役
1974年札幌市生まれ。1999年東京大学医学部を卒業後、同付属病院、都立病院などで循環器内科、救急医療などに従事。2007年Harvard Business School修了。
ソニーコンピュータサイエンス研究所リサーチャーを兼任。政策提言や講演活動を国内外で行いながら、教育活動として山本雄士ゼミを主宰している。
共著に『僕らが元気で長く生きるのに本当はそんなにお金はかからない』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、翻訳に『医療戦略の本質』(マイケル・E・ポーターら、日経BP社)、『奇跡は起こせる』(ジョン・クラウリー著、宝島社)がある。

山本 たとえば病院のトップとなる院長は医師です。院長は医療のプロですが、経営のプロではありません。院長の経営のパートナーは事務長が担います。だから、院長が自分は経営のプロではなく医療のプロなのだという自覚を持ち、事務長とのパートナーシップをしっかりと築いている病院というのは安定しています。

 少なくともアメリカの場合は、病院経営のプロがいますからね。優秀な三塁手が優秀な監督になるとは限らない。

山本 そのとおりです。これは私がビジネススクールに行こうと思った理由にも大きく関わるんですが、事務長と良好な関係を築き、病院運営を円滑に行っている院長もいますが、概して医師というのは自分以外のプロフェッショナルと付き合うのが上手ではありません。看護師など業界内の人に対してだけでなく、業界外の人に対しても同じです。

 私もさまざまな人に会って、今後の医療業界をどうすればいいのかと相談してきたのですが、業界内の人たちは業界外の人たちのことを「あの人たちは医療のことを何も知らない」と言うし、反対に業界外の人たちは「(業界内の人に)言ってもどうせ聞く耳を持ってもらえない」と言います。しかも、そのすり合わせがされないままにきてしまいました。

 真のプロフェッショナリズムが乏しいんですね。

山本 これは業界内にいる自分が率先してやってみなければ、まず業界内の人にすら話を聞いてもらえないと思ったんですよね。プロフェッショナル同士がお互いを認め合うことでシナジーが生まれていくのですが、もったいないことにそれを生かしきれていないんです。

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新 将命

株式会社国際ビジネスブレイン代表取締役社長。1936年生まれ。早稲田大学卒業後、シェル石油、日本コカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、フィリップスなどグローバル・エクセレント・カンパニー6社で40年にわたり社長職を3社副社長職を1社経験。株式会社ティーガイア、ライザップグループ株式会社を含む数社の社外取締役を務める。長年の経験と実績をベースに、国内外で「リーダー人財育成」の使命に取り組んでいる。

自身のビジネス人生で得た実質的に役立つ独自の経営論・リーダーシップ論は経営者や次世代リーダーの心を鼓舞させ、講演会には常に多くの聴講者が詰め掛けている。著書に『経営の教科書』(ダイヤモンド社)『伝説の外資トップが説く リーダーの教科書』(ダイヤモンド社)、『伝説の外資トップが説く 働き方の教科書』(ダイヤモンド社)、『伝説の外資トップが説く 仕事と人生で成功するために本当に必要なこと』(ダイヤモンド社) など。またオリジナル教材『新将命の経営・リーダーシップ実学』やCD教材等も。

新将命 公式サイト

 


“伝説の外資トップ”新将命 特別対談 次世代リーダーと語る「ビジネスの原理原則」

ジョンソン・エンド・ジョンソン、コカ・コーラ、フィリップス、住友商事、アメリカ、ヨーロッパ、日本を代表するグローバル・エクセレント・カンパニーでトップマネジメントを務めてきた新将命氏の経営メソッドの本質とは何か? 経営者そしてリーダーは、「何を考え」「何を行うべき」か? また、それが、次世代を担う若手経営者やビジネスリーダーからも圧倒的な支持を受けている背景にあるものは? 次世代を担う各分野のリーダーをゲストに招き、改めてその魅力を紐解いていく。

 

「“伝説の外資トップ”新将命 特別対談 次世代リーダーと語る「ビジネスの原理原則」」

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