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グーグルvsアップル、いよいよ
「ネットテレビ」で衝突の日が近い!

瀧口範子 [ジャーナリスト]
【第255回】 2013年7月24日
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 インターネットテレビ競争が、本格的に始まりそうな気配だ。

 広い意味でのインターネットテレビは、アメリカでは何年も前からいろいろな方法のものが市場に出ていた。テレビに接続するセットトップボックスを利用して、インターネットのコンテンツをテレビの大スクリーンで見たり、ゲームを楽しんだりするといったもの、あるいはフールー(Hulu)のように、特定の番組をインターネットで契約視聴できるというサービスもある。

グーグルTVが示した
テレビの未来像

 だが、3年前にグーグルが「グーグルTV」を発表してから、「究極的にはこうなるのではないか」という図が見え始めた。それは、テレビ局の番組、インターネット上でストリーミングされるサービス(テレビ、映画、音楽など)、ゲーム、インターネットのその他のサービス(情報、検索、ショッピング、ソーシャルネットワークなど)が一堂に会して、それをテレビのスクリーン上で自由に選べ、自由に合体できるといったものである。

 ただ、その図は見えたものの、実際のグーグルTVはそれほど充実しておらず、また人気を得ないままに今日にまでいたっていた。ところが、同社は最近、テレビ局などメディア会社に対して、番組コンテンツをインターネットでストリーミングするよう強く働きかけているのだという。

 一方、アップルも、ケーブルテレビ会社に対して交渉していることが伝えられている。アップルの場合は、コマーシャルをカットする機能を視聴者に与え、そのカットされた分の料金をケーブルテレビに返済するという交渉を行っているとされる。

 この2社に加えて、インテルもインターネットテレビへの進出を明らかにしているし、ソニーも同様。また、アマゾンやレンタルビデオのネットフリックスも、潜在的なプレーヤーだ。すでに両社は、個々のテレビ番組をコンテンツとしてストリーミングやレンタルによる提供を行っている。

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瀧口範子 [ジャーナリスト]

シリコンバレー在住。著書に『行動主義: レム・コールハース ドキュメント』『にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(共にTOTO出版)。7月に『なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?世界一IQが高い町の「壁なし」思考習慣』(プレジデント)を刊行。


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