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PCゲーム界の「パズドラ」有力候補登場
ソーシャルゲームの優等生「艦隊これくしょん」が
バブル崩壊後の業界を救う!?

石本義範
【第21回】 2013年8月12日
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ソーシャルゲームといえばガンホーエンターテイメントの「パズル&ドラゴン」が大人気だが、PC向けのブラウザゲームでも、パズドラのような人気の過熱ぶりを見せているソーシャルゲームがある。DMM.comの「艦隊これくしょん -艦これ-」(通称「艦これ」、提供:DMM.com/開発:角川ゲームス)だ。ゲーム内容は、第二次世界大戦の日本帝国海軍艦船を女学生風に萌え擬人化した「艦娘(かんむす)」を育成・操作し、敵艦船とバトルし他ユーザーとランキングを競い合うというもの。

本来そのコンセプトからして非常にニッチなターゲット向け商品であるにもかかわらず、今年4月末のサービス開始以来、口コミ効果もあって人気が拡大。最終的には連日5000人以上の新規ユーザーが増え続ける事態となり、わずか2ヵ月で一旦新規加入受付が停止される(6月末時点)までに至った。

また、アイテムを有償で譲り渡せる「リアルマネートレード」システムや、過消費につながる「ガチャ」の手法もとっていないことから、「艦これ」は「ソーシャルゲームの優等生」とまで言われている。「艦これ」の人気の理由について、ゲーム開発者の石本義範氏に同業者視点で語ってもらった。

仕事は「艦これ」の合間にやるものですが、何か?
子どもは子どもらしく無課金で勝負せよ!!

 たしか、この「コンテンツ業界キャッチアップ」連載は、業界関係者もいろんな意味で大注目のソーシャルゲーム大批判の総本山だったはずですが、私、ソーシャルゲームにハマっているのに、こんなところで原稿書いていいんでしょうか? 連載担当のI女史がいいって言ったんだからいいんでしょう。まあ、「批判してるのはソーシャルゲームそのものじゃなくて、えげつない儲け方とビジネス手法に関する社会的責任と倫理観の欠如」(I女史)だそうだし。

 6万3000円。これは私がこのゲームの課金に注ぎ込んだ額です。

 自分の感覚では3万円くらいしか使ったつもりはなかったのですが、今回この記事を書くにあたって計算した結果がこのザマです。予想の倍ですって!? 少額課金の連続は知らず知らずの間にこんなに高額になるんですね、恐ろしい。「アイテム課金は感覚比倍額の法則(自分が使ったと自覚する額の倍を消費していること)」がここに導かれました。

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石本義範

(いしもと・よしのり)高校卒業後、個人経営を失敗しながらも転職を重ねてなんとかゲーム業界に転がり込み、18年目の会社員。ゲームを遊び、作る事に人生を捧げている。三度の飯よりもゲームが好き。ソーシャル、ブラウザ、コンシューマー問わず、やり始めたらトコトン極めてランカー(ランキングに入ること)にならないと気が済まない難儀な性格。


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