医薬品商社大手のアルフレッサは、医薬品や医療機器・診断薬・健康食品など多くのアイテムの安定供給を通じて地域医療・介護に貢献している。近年は社内に専門の部署を立ち上げ、ITシステムやウェブサービスなどのソリューション提供による医療現場の課題解決にも努めている。

医療の総合商社+テクノロジーで、地域医療が抱える課題を解決アルフレッサ
福神雄介 代表取締役社長

 国内医療用医薬品市場は、2024年度、約11.5兆円を記録した(IQVIA調べ)。4年連続で増加しており、高齢化や新薬の登場などにより、今後もさらなる成長が期待される業界だ。

「希少疾病やがん関連の薬は毎年のように生まれ、市場をけん引しています」と語るのは、アルフレッサの福神雄介社長。政府の薬価政策などの影響で顕在化していた、新薬の利用が遅れる・利用できないといった「ドラッグ・ラグ/ロス」に関しても、政府は「骨太の方針2025」で対策を講じるとの方針を示している。

「地政学的リスクで揺れる欧米諸国に比べ日本は安定しており、グローバル製薬企業による日本への投資、新薬投入も加速しています。国内市場の成長トレンドは継続するでしょう」と語る福神社長。大きな業界に身を置き成長できるのは働く醍醐味であり、底堅い需要に支えられ、安定性が期待できるのがこの業界の大きな魅力だ。