創業以来、どんな場面でも「挑戦」を貫いてきたエヌエスティ・グローバリスト(NSTG)。金融不安の時代にリサイクルトナー販売から出発し、サプライ事業を軸に新領域へと歩を進め、今では9つの事業を展開する。大企業にはない機動力と多角的な実績で存在感を高めている。

"挑戦"を原動力に広がる9つの事業で社会課題に挑むエヌエスティ・グローバリスト
山本 直 代表取締役

「当社の最大の魅力は、どのような場面においても社是である“挑戦”を貫いてきた点にあります。創業は1997年、金融破綻が相次ぐ厳しい時代にリサイクルトナーの物販から事業を開始し、その後もサプライ事業の売り上げを拡大しつつ、新しい領域に果敢に挑み続けてきました。常に新しい事に“挑戦”する文化は、今も会社全体を貫いています」

 そう語るのは、NSTG創業者の山本直社長である。

 山本社長の経歴は独特だ。山梨県内の高校を卒業後、ボウリング場の運営会社に入社。その後、IT業界に興味を抱きプログラミングを習得、未経験ながら電子機器メーカー関連のシステム開発企業に転職し、SEとしての道を歩み始めた。さらに営業分野で実績を重ねた上で、独立して同社を設立したのである。

 現在、NSTGは9つの事業でビジネスを展開している。太陽光発電を中心に電力システムのソリューションを提供する「ファシリティ&エネルギー事業部」、LED VISIONやデジタルサイネージのクリエイティブを手掛ける「デジタルサイネージ事業部」、カメラを利用した防犯・防災・観光などの映像パッケージを提供する「映像ソリューション事業部」、Spread Routerシリーズ(通信モジュール内蔵ユニット)の企画・開発を行う「スマートIoT事業部」、電子カルテを中心に医療関連のサービスを提供する「ライフイノベーション事業部」、企業の生産性向上につながる環境づくりを提案する「HCMソリューション事業部」、インフラ構築を含む幅広いICTを提供する「システム事業部」、そして、オフィスに欠かせない必需品を扱う「ビジネスソリューション事業部」。さらに、2025年度には新たに「モバイルソリューション事業部」を設立した。