東京ドームで行われる巨人主催試合の平均観客動員数が今シーズン、過去最高を記録することが確実になった。

 もっとも過去といっても、プロ野球でも観客動員の実数が発表されるようになった2005年以降の「9年間」でだ。2004年以前も観客動員数は発表されていたが、それはだいたいの数字で、東京ドームの巨人戦は判で押したように5万5000人だった。

 実数が発表されるようになってからの平均観客動員数は4万人台に。東京ドームの野球の試合での収容人数も4万5600人ということになった。これは座席がすべて埋まり、立ち見客も入れたうえでの最多収容人数とのこと。では、それまでの5万5000人というのは何だったのか。プロ野球の興業が大らかというか、どんぶり勘定というか、いかにいい加減だったかが判る数字だ。

震災の影響があった11年を除けば
実数の発表開始以来、微増傾向に

 それはともかく、実数が発表されるようになってからの巨人戦の平均観客動員数を見て行こう。05年から08年までの4年間は4万2000人前後で推移。それが09年、10年は4万3000人台になった。11年は東日本大震災の影響もあったようで4万を少し超えるところまで落ちたが、12年は4万3000人台に回復。そして今年は現在まで4万4000人台をキープしている。今後は巨人のリーグ優勝カウントダウンが始まるから客足が鈍ることは考えられず、年間4万4000人台達成は確実。最終的には4万4500人を超えると見られている。

 2000年代に入ってからはリーグ再編問題などが起こったこともあり、プロ野球人気の陰りが盛んに語られるようになった。しかし巨人は観客動員数を見る限り、人気は落ちるどころかむしろ上がっている。

 しかし、かつての巨人が全国区の人気を誇り、チケットが売り出されればすぐに売り切れ入手困難なことから「プラチナチケット」と呼ばれた頃とは、状況が微妙に異なる。