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フルカスタマイズ可能な戦略のフレームワーク

船井総合研究所
【第4回】 2009年9月29日
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戦略はクライアントごとに
フルカスタマイズが必要

 今回は「戦略のフレームワーク」についてお話ししたいと思います。「戦略」という言葉は不思議なもので、なにやら難しそうで、大げさな印象を受けてしまいますが、皆さんは「戦略」という言葉を聞いて何を思い浮かべますか?経営学部出身の方は、ポーターのIBV(産業構造分析:Industrial Based View)やバーニーのRBV(経営資源分析:Resource Based View)を思い浮かべるでしょう。歴史が好きな方は、孫子やクラウゼヴィッツあたりでしょうか。

 最近では、ポーターやバーニーに象徴されるような戦略論は所詮机上の空論だとか、実践では役に立たないだとか、後付けの論理だとかいった議論も多くなされているようですが、ビジネススクールを中心として議論されている戦略論のフレームワークが役に立つか否かについては、議論すること自体がナンセンスだと私は考えています。

 なぜなら、コンサルティングの現場においては、戦略構築の全ての過程において、クライアントに合わせてフルカスタマイズする必要があり、ゼロベースで考えることが要求されるため、一般的に論じられているような戦略のフレームワークがコンサルティング案件に役立つかどうかという視点で考えることなど皆無だからです。

ステークホルダーとの関係ごとに
フレームワークを構築する

 しかしながら、クライアントの現状を把握するフェーズにおいては、さまざまなビジネス書のネタとして既に使い古されているフレームワークを使用するケースは多々あります。
 
 例えば、先に述べたIBVやRBVも含め、3Cの視点やマーケティングの4P、SWOT分析などは、論点をモレダブリなく整理するには非常に便利なツールといえるでしょう。

 外資系のコンサルティング会社は、マッキンゼーの7Sのように、論点を整理するために、独自のフレームワークを使用して様々な事象を体系的にまとめることが得意なようですが、実は、戦略構築のためにフレームワークを組むことは、それほど難しいことではありません。

 以前、あるメーカーのプロジェクトで、私はマッキンゼーの7Sを真似て、「販売戦略の7S」というフレームワークを考えたことがあります。

 フレームワークの作り方は極めてシンプルで、誰でもできるのでご紹介しておきましょう。

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1970年創業の経営コンサルティング会社。創業以来「現場に強い」実践的コンサルティングを展開。独自の経営理論(フナイ理論)を持ち、あらゆる業種・業界から幅広く高い評価を得ている。
1988年に経営コンサルタント業界初の株式上場(大証新2部)を果たし、2005年には東証・大証1部に指定される。名実ともに日本最大級のコンサルタント集団。約400名の専門家が5000社を越す支援先企業のサポートにあたっている。
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