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上司に求められるコミュニケーションとは?

船井総合研究所
【第9回】 2009年11月16日
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 こんにちは、船井総合研究所の菊地 広記です。

 今回は、上長に求められるコミュニケーションについて解説します。

 コミュニケーションとは元々容易なものではありませんが、上長となると、パワーバランスの差異が発生することから、よりセンシティブになります。

 しかし、様々なクライアント先と接して現場を見ていると、上長として明らかなコミュニケーションミスを犯しているケースが多いように思います。

 私のお付き合い先はその殆どが情報システム系の企業あるいは部門であり、多忙なトップあるいは現場リーダーの代行として現場のプロジェクトを推進するカタチでのコンサルティングを数多くやっています。そういうスタイルの場合、必然的に現場スタッフとの仕事が多くなる関係で、上長に対する批判めいた話をたくさん聞くことにもなります。

 これまでは、そういった(IT系)業務に携わる組織の特徴ということになるのかも知れないと思っていましたが、先日とある営業部門の研修でこの内容を話してみたところ、非常に“受け”が良かったこともあり、一般的にも多いケースなのではと気づかされました。

 そこでここでは、典型的なコミュニケーションミスのケースから、逆説的に上長に求められるコミュニケーションについて考えてみたいと思います。

 典型的なコミュニケーションミスは、以下2つのネガティブファクターによるところが大きいと思われます。

【コミュニケーションミスの原因①】
個人主義といえる意識

 第1に、組織の長という立場にある以上、組織の業績はメンバーの成果を集積したものと考えた方がいいのですが、実際には、上長がマネジメントしているからこその成果と考えてしまうことが多いようです。組織が高い成果を出した場合に、パフォーマンスアワードが発行されるケースがよくありますが、上記のような考えの上長は、一様に彼の組織宛に発行されたアワードを、当然のようにマネジメントした自分個人の成果と捉えて自分のものにしてしまいます。これはアワードの大小に関わらず、「自分が第一のスタンスか」という強い印象をメンバーに与え、大幅に上長に対するロイヤリティを低下させてしまうことが多いようです。

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1970年創業の経営コンサルティング会社。創業以来「現場に強い」実践的コンサルティングを展開。独自の経営理論(フナイ理論)を持ち、あらゆる業種・業界から幅広く高い評価を得ている。
1988年に経営コンサルタント業界初の株式上場(大証新2部)を果たし、2005年には東証・大証1部に指定される。名実ともに日本最大級のコンサルタント集団。約400名の専門家が5000社を越す支援先企業のサポートにあたっている。
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