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美人のもと

赤い人

西村ヤスロウ [広告プランナー]
【第160回】 2013年9月6日
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 誰にでも好きな色があって、できればその色を身につけたていたい。なんとなく好きな色の服が集まるようになる。自然と似合う色、似合わない色を分けていき、似合わない色を避けるようになる。

 そのためだろうか。服をたくさん持っていても、油断すると似たような色が多くなってしまう。

 美人は色の幅が広い。服の色でいろんな表情をつくるのがうまい。見ていて新鮮な感じがするのだ。今日のありたい自分を描き、それに色を着けているかのようだ。おかげでTPOに会った色彩を身に着けている。

 そして、季節を楽しむ。暑い季節にはさわやかに。寒い時には暖かさを。それは身につけている本人が気持いいだけでなく、見ていて気持がいいのだ。

 そうした心がけは毎日を楽しむことにつながる。色で楽しむ。少し苦手に感じ色にも挑戦し、表現してみる。新しい色の使い方を発見すると、それはひとつの喜びになる。その発見こそが「美人のもと」になっていくのかもしれない。上手な色の使い方を見ているとその楽しみが伝わってくるようだ。

 もちろん新しい色へのチャレンジは怖いものでもある。失敗例もよく見かけるからだ。だからこそ、成功している人から学び、自分なりに取り入れてみる。美人の連鎖である。

 いつも同じ色の人がいる。その色が好きで、その色が似合うのだということはわかるのだが、どうも楽しさがない。季節の変化を楽しんでいないのだ。

 いつも赤い人がいる。赤が好きな人は多いが、赤は強い色なので、それが多すぎるとすぐに「赤い人」になってしまう。

 夏に黒いタイツをはいている人。本人にしてみれば、それほど暑くはないのかもしれないが、それは見た目に暑苦しい。黒は細く見えるから夏でもはいていたいのだろうが、「太い、細い」の前に涼しさが欲しい季節である。

 色に幅を持てるようになると、色の組み合わせも上手になる。新しい組み合わせを発見できるのはうれしいことだ。

 色で挑戦する気持。季節や気分と向き合うことでつくっていけるはずだ。

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西村ヤスロウ [広告プランナー]

1962年生まれ。プランナー。趣味は人間観察。著書に『Are You Yellow Monkey?』『しぐさの解読 彼女はなぜフグになるのか』などがある。


美人のもと

『経』に好評連載中の西村ヤスロウ氏によるエッセイ。「美人のもと」とは、女性なら誰しも持っているもの、「美人のもと」を磨き続けるためのコツを解き明かす。

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