ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
起業人

三位一体のビジネスモデルで躍進! 売れ筋商品と広告を顧客に販売
ビックタウン社長 近藤勝俊

週刊ダイヤモンド編集部
【第60回】 2009年1月16日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage
ビックタウン社長 近藤勝俊
ビックタウン社長 近藤勝俊(撮影:宇佐見利明)

 近藤勝俊は大学卒業後、証券会社、テレマーケティングの会社などを転々とした後、2001年に楽天に入社する。

 証券会社での経験で磨いた営業力を発揮し、インターネット広告営業で頭角を現す。最盛期には楽天の広告の5分の1を近藤一人で集め、月間の目標をわずか3日間で達成していた。営業を続けるなかでeコマース(以下EC。電子商取引)の知識、ノウハウも習得していった。しかし、近藤は楽天を03年6月には退社してしまう。

 辞めた最大の理由は、近藤が今でも尊敬しているという楽天社長の三木谷浩史との衝突にある。実績を上げ続けた近藤に対し、三木谷は事細かな注文をつけた。広告営業以外に、楽天大学の受講者を集めることも目標として課されていたが、近藤は、締め切りの当日のみを募集に当て、楽々と目標を達成するというのが常だった。

 ぎりぎりまで動かない近藤の姿勢が三木谷の意に沿わなかったようだ。
「何をやっているんだ。まだゼロじゃないか」と三木谷。
「このやり方で今まで一度も目標を達成できなかったことはありません」と近藤。
「お前がやらないでどうすんだ」
「私は部長ではありません」

 衝突を繰り返した結果、近藤は営業の現場からはずされ、専門外の東京コールセンター長を命じられ、近藤は退社を決意するに至った。

営業マン育成は一朝一夕にはならず
資金繰りも悪化

 楽天を退社し、すぐに起業をしようと決めていたわけではない。退社後3ヵ月、それまでの顧客回りをしているうちに、やはりECの知識と広告営業の力を生かそうと思い立った。そして、EC事業者相手のインターネット広告代理店業務を軸に起業しようと、03年10月にビックタウンを設立する。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

週刊ダイヤモンド編集部


起業人

先達の苦難の道のりには、汗と涙に彩られた無数のドラマがある。そして、起業家達の苦闘の中には明日への成功のヒントとノウハウが凝縮されている。

「起業人」

⇒バックナンバー一覧