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これで絶対後悔しない!35歳からの転職力養成講座

キャリアコンサルタントがイラッとした
絶対に落とされる転職希望者の「迷言」

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]
【第5回】 2013年9月9日
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 35歳前後の転職希望者であれば、皆さんビジネスの世界で経験を積んできた方ばかりです。若手の転職希望者と比べ、それほどおかしな事態は生じません。しかし、それでもたまにご自身の立場を勘違いした「迷言」を聞かされ、苦笑したりイラッとすることがあります。今回は迷言のパターンを分類し、その背景を考察しましょう。

実力もないのに年収アップを希望
「自分本位系・報酬要求型」

 転職希望者の迷言で多いのは、やはりお金に関する事柄です。先日、面談した方に現在の年収と転職先でどれだけ欲しいかお伺いしたところ、「いまの会社は800万円で、転職したら1000万円は欲しい」との答えが返ってきました。そこで私はさらに質問してみました。

 「なぜ、1000万円なんですか。何か理由や根拠はあるのでしょうか?」

 「今の会社で、僕の同期はみんな1000万円もらっているんです!」

 同期入社の同僚と比べ年収が200万円低いということは、それだけこの方に対する会社の評価が低いという話であって、決して年収が増える根拠にはなりません。もちろんそんなストレートな伝え方はしませんが、このケースのようにおかしなことや自分に不利になることを言っているのに、まったく自覚していないケースが少なからずあります。

 「転職というリスクを取るからには、その分収入を増やしたい」

 これもしばしば聞く話で、私も転職経験がありますから気持ちはよくわかりますし、心情として我々にお話していただくのは何の問題もありません。ただ、それが年収の増える根拠になるかといえばまた別の話です。ところが、こうした話がふとした会話のなかで出てくるのではなく、企業側に年収アップを要求するメインの理由として主張する人がいます。

 そこには自分が出せるパフォーマンスに対する謙虚な相場観もなければ、マーケットにおける相対的な自分の位置づけを見る視点もありません。一言でまとめれば自分本位。こういうタイプを「自分本位系・報酬要求型」としましょう。

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丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]

1986年滋賀大学経済学部卒業後、リクルート入社。7年間人事担当採用責任者として新卒、中途、留学生、外国人など多岐にわたる採用を担当し同社の急成長を人材採用の側面から支える。退職後現社を設立。リクルートで実践した「企業力を超える採用」の実現のため1000社を超える顧客にそのノウハウを提供、さまざまな分野の支援を実現。また個人へのキャリアコンサルティングは1万名を超え、「個人の本気に火をつける」面談には定評がある。49歳。1963年生まれ、いて座。

 


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