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これで絶対後悔しない!35歳からの転職力養成講座

なぜ転職成功者の給与は
一直線に右肩上がりではないのか?

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]
【第29回】 2014年9月8日
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給与が上がる転職が
成功とは限らない理由

 転職で成功した人の給与カーブがどんな形になっているか、読者の皆さんはご存じでしょうか。それは決して一直線の右肩上がりではなく、ところどころで一度、下がってはまた上昇し、下がってはまた上昇しながら、全体としてグラフの右上に伸びていくという線を描いていきます。

 この給与カーブは要するに、転職の際に一度、給与が下がり、その後上昇に転じていることを意味しています。前回の連載で勇気を持って他の人ができない決断をした人だけが大きな果実を手にできると述べましたが、一度給与が下がるという決断を下せる勇気の有無が給与カーブにも表れているわけです。

 転職して給与が上がるのは、それまでにやってきた経験やノウハウが転職先でも100%活用できる場合です。ということは、転職先の仕事内容は従来とあまり変わらないことを意味します。多少変わったとしても、今までやってきたことをベースに何らかのプラスアルファがつくぐらいでしょう。

 給与が上がるという点では決して悪くはない話です。しかしこういう転職ばかり繰り返していると、やがて給与の上昇はもちろん、自分のキャリアがどん詰まりになるときがやってきます。何も新しいチャレンジをしていないからです。

給与カーブの一時的な下落は
勇気とチャレンジの証拠

 一方、いままでの仕事でやってきた経験やノウハウのうち転職先で使えるのは3分の1程度で、3分の2は新たに習得しなければいけないという転職のとき、企業は前職より低い給与額のオファーしか出しません。

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丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]

1986年滋賀大学経済学部卒業後、リクルート入社。7年間人事担当採用責任者として新卒、中途、留学生、外国人など多岐にわたる採用を担当し同社の急成長を人材採用の側面から支える。退職後現社を設立。リクルートで実践した「企業力を超える採用」の実現のため1000社を超える顧客にそのノウハウを提供、さまざまな分野の支援を実現。また個人へのキャリアコンサルティングは1万名を超え、「個人の本気に火をつける」面談には定評がある。49歳。1963年生まれ、いて座。

 


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