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【BCG×フロントランナー化学反応スパーク対談】

日本女子サッカーリーグ専務理事・田口禎則
×BCG日本代表・水越豊【前編】
“どん底”の日本女子サッカーリーグはいかにして
アメリカを圧倒するリーグに成長できたのか?

田口禎則 [日本女子サッカーリーグ 専務理事],水越 豊 [ボストン コンサルティング グループ 日本代表]
【第4回】 2013年11月1日
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日本女子サッカー発展のキーマン、日本女子サッカーリーグの専務理事・田口禎則氏(左)とボストン コンサルティング グループ日本代表・水越豊氏

「なでしこジャパン」の活躍で一躍有名になった女子サッカー。その日米の競技人口比をご存知だろうか? 登録ベースで比較すると、アメリカの女子サッカー人口170万人に対し、日本のそれはわずか4万5000人。実に、約40倍もの開きがある。

2011年のFIFA女子ワールドカップで、日本代表は競技人口規模で勝るアメリカ代表に勝利して優勝。一躍、その名を世界に轟かせた。代表を輩出する「PLENUSなでしこリーグ」の運営でも、日本はアメリカをしのぐ手腕を見せている。

一時は“どん底”と言える状態にもあった女子サッカーリーグはいかにしてそこから這い上がり、現在の地位を築き上げたのだろうか?ボストン コンサルティング グループ日本代表の水越豊氏が日本女子サッカーリーグの専務理事、田口禎則氏にそのプロセスと成功のポイントを聞いた。
(構成 曲沼美恵/撮影 宇佐見利昭)

分担金を払えないチーム続出で
「リーグ存続の危機」が叫ばれる

水越 女子サッカーと言えば、今では知らない方はいないくらい有名ですし、スポンサーにつきたいという企業もたくさんあるかと思います。しかし、ここに至るまではいわゆる暗黒時代と言いますか、スポンサーもほとんどつかず、テレビ放映もされず、リーグ・チーム共に台所事情が苦しく「存続の危機」が叫ばれた時期もあった、と伺っています。

 サッカーでもビジネスでも、重要なのはやはり、「辛い時にどれだけ前を向けるか」ということ。現在の女子サッカーの状況を見ると、“どん底”を経験したからこそ今がある、という気がしてなりません。

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田口禎則 [日本女子サッカーリーグ 専務理事]

たぐち・よしのり/1965年生まれ、埼玉県浦和市(現・さいたま市)出身。浦和南高校から筑波大学を経て1989年、全日空入社。全日空サッカークラブ(後の横浜フリューゲルス)で4年間プレー。Jリーグ発足後の1993年サンフレッチェ広島に移籍。1994年、浦和レッズに移籍。レギュラーとして活躍した。1999年に現役引退。その後、当時の浦和市議会議員に初当選。2003年には埼玉県議会議員に当選した。2001年から浦和レイナス(のちにさいたまレイナス)の監督に就任。2004年Lリーグ初優勝に導く。2005年浦和レッズレディースへの組織変更に伴って勇退。2006年、Lリーグから生まれ変わった「なでしこリーグ」実行委員会総務主事に就任。2011年から現職。

水越 豊 [ボストン コンサルティング グループ 日本代表]

みずこし・ゆたか/東京大学経済学部卒業。スタンフォード大学経営学修士(MBA)。新日本製鐵株式会社を経て現在に至る。BCGテクノロジー・メディア・テレコミュニケーション・プラクティス、ヘルスケア・プラクティス、エネルギー・プラクティスのコアメンバー。なでしこリーグへの無償のコンサルティング支援(プロボノ・プロジェクト)を担当。著書に 『BCGG戦略コンセプト』(ダイヤモンド社)、また監修に『新興国発 超優良企業 GLOBALITY』(講談社)がある。学生時代はラグビー部に所属。幅広い競技に対して解説者並みの知見を持つBCGのスポーツ博士。


【BCG×フロントランナー化学反応スパーク対談】

ボストン コンサルティング グループ(BCG)は世界をリードする戦略系経営コンサルティングファームである。そのパートナーが、ビジネス界とは異なる世界で活躍するフロントランナーへのインタビューを通じて、ビジネスパーソンが直面する課題解決への示唆を紡ぎだす。ビジネス外のプロフェッショナルとビジネスのプロが率直に語り合う異種格闘技戦。思いもかけない化学反応がおき、ビジネスパーソンにとって大きなヒントが導き出せるだろう。

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