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【BCG×フロントランナー化学反応スパーク対談】

日本女子サッカーリーグ専務理事・田口禎則
×BCG日本代表・水越豊【後編】
「成功」よりも「失敗」から学べ
ビジネスを長期的成功に導くためのヒント

田口禎則 [日本女子サッカーリーグ 専務理事],水越 豊 [ボストン コンサルティング グループ 日本代表]
【第6回】 2013年11月15日
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日本女子サッカーリーグを育てた日本女子サッカーリーグの専務理事・田口禎則氏(左)とボストン コンサルティング グループ日本代表・水越豊氏

人生にもサッカーにも、ひたすら忍耐が必要な辛い時もあれば、リスクを冒して栄光を掴みに行かなければならない時もある。企業にとって、多くの失敗はそのタイミングを見誤ることに端を発しているのかもしれない。

前編中編では日本サッカーリーグの専務理事である田口禎則氏の人生と日本女子サッカーリーグの浮き沈みを重ね合わせながら、ビジネスに通じるヒントを探った。まとめとなる後編ではこれまでの議論を振り返りながら、リーグ運営と企業経営の共通点、そして、「成功とは何か」について2人により深く掘り下げてもらった。
(構成 曲沼美恵/写真 宇佐見利昭)

長期出場停止処分で教えられた
支え、支えられることの大切さ

水越 お話を伺っていると、選手から監督になる際に必要なのは、選手時代に蓄積した経験そのものというよりは、その応用力なのかなという気がします。応用力があるからこそ幅広い人的ネットワークが活用できるし、ベースとなる知識や情報も、外の人たちからもらうことができる。ダメな管理職というのは、いつまでも昔の知識や経験にしがみついて、それを自分の部下にも押しつけようとするから、うまくいかないんです。

田口 そうかもしれません。JリーグのOB講話会では、現役選手たちによくこんな風に言うんです。「君たちはいつまでも元Jリーガーで生きていけると思うのか?」と。どんなにスター選手で活躍したとしても、現役でいられる期間なんて40歳そこそこまででしょう。ならば、そこから先の人生をどうやって生きて行くのか。元Jリーガーというプライドだけにしがみついて生きていたのでは、絶対につまらない人生になると思います。

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田口禎則 [日本女子サッカーリーグ 専務理事]

たぐち・よしのり/1965年生まれ、埼玉県浦和市(現・さいたま市)出身。浦和南高校から筑波大学を経て1989年、全日空入社。全日空サッカークラブ(後の横浜フリューゲルス)で4年間プレー。Jリーグ発足後の1993年サンフレッチェ広島に移籍。1994年、浦和レッズに移籍。レギュラーとして活躍した。1999年に現役引退。その後、当時の浦和市議会議員に初当選。2003年には埼玉県議会議員に当選した。2001年から浦和レイナス(のちにさいたまレイナス)の監督に就任。2004年Lリーグ初優勝に導く。2005年浦和レッズレディースへの組織変更に伴って勇退。2006年、Lリーグから生まれ変わった「なでしこリーグ」実行委員会総務主事に就任。2011年から現職。

水越 豊 [ボストン コンサルティング グループ 日本代表]

みずこし・ゆたか/東京大学経済学部卒業。スタンフォード大学経営学修士(MBA)。新日本製鐵株式会社を経て現在に至る。BCGテクノロジー・メディア・テレコミュニケーション・プラクティス、ヘルスケア・プラクティス、エネルギー・プラクティスのコアメンバー。なでしこリーグへの無償のコンサルティング支援(プロボノ・プロジェクト)を担当。著書に 『BCGG戦略コンセプト』(ダイヤモンド社)、また監修に『新興国発 超優良企業 GLOBALITY』(講談社)がある。学生時代はラグビー部に所属。幅広い競技に対して解説者並みの知見を持つBCGのスポーツ博士。


【BCG×フロントランナー化学反応スパーク対談】

ボストン コンサルティング グループ(BCG)は世界をリードする戦略系経営コンサルティングファームである。そのパートナーが、ビジネス界とは異なる世界で活躍するフロントランナーへのインタビューを通じて、ビジネスパーソンが直面する課題解決への示唆を紡ぎだす。ビジネス外のプロフェッショナルとビジネスのプロが率直に語り合う異種格闘技戦。思いもかけない化学反応がおき、ビジネスパーソンにとって大きなヒントが導き出せるだろう。

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