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採用担当者のホンネ2015 ギブリー山川雄志

「やりたいことがない」「やった気になってる」
“2大症候群”で就活生がはまる落とし穴

山川雄志 [株式会社ギブリー取締役]
【第2回】 2013年11月18日
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 「将来やりたいことは?」という質問に「サッカー選手」「ケーキ屋さん」「総理大臣」なんて書いていたあの日から、15年という年月が経ち、いつの間にか答えが見えなくなってきた若者たちに向け、今日は書いてみたいと思います。

 小学校、中学校、高校の生活の中で、部活や受検など、その時々のターニングポイントで大なり小なり意思決定を繰り返した結果、なれる職業の幅は狭まっていきます。

 20歳になってサッカーをしたことがないのに、今からW杯に招集される可能性は極めて低いですし、完全に文系なのに今から量子力学を勉強してノーベル賞を狙いに行くのも難しい。

 年月を重ねるほどに、選択肢は狭まるのです。そして、これからの就職活動で、より選択肢は絞られていきます。

 そう考えるとこの大学生という時期が、将来のキャリアを描くにどれほど重要なのか、分かると思います。

 一方、大人はやりたいことがみんなあるかと言えば、そんなことはありません。

 その辺を歩いている人に「あなたが将来やりたいことは何ですか?」と聞いて、明確に答えられる人は少ないでしょう。

 にもかかわらず、大人の面接官は時に意地悪く「10年後何をやりたいか?」「うちの会社で何やりたいの?」と聞いてきます。

 就活生は「やりたいこと」というテーマに対し、どのように対峙していけばよいのでしょうか。

「やりたいことがない」なんて当たり前?

 社会に触れる機会がほとんどないままに、就職活動を突然始めたとしても、会社で働くイメージがわかないというのは仕方ないことかもしれません。

 就活を始めるまでに、まともに話したことのある社会人は、親と教師だけ、という方も多いと思います。

 結局仕事や会社のイメージがつかないので、昔からテレビで商品を見たことのあるBtoCの企業に人気が集中するのもしかたないことでしょう。

 触れたことのないことを、「本気でやりたい」とはなかなか思えません。ほとんどの場合は経験したところから、興味を持ち、のめり込み、その道のプロフェッショナルを目指そうと思うようになるはずです。

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山川雄志 [株式会社ギブリー取締役]

1985年長野生まれ、横浜育ち。2008年中央大学商学部卒。 大学在学中より、学生のキャリア支援事業を展開する会社を起業。 2009年4月株式会社ギブリー創立に参画。取締役就任。 「IT×リアルで人が成長するための環境を創り続ける。」というビジョンを掲げ、ソーシャルメディア等のWebサービスを活用した採用支援事 業、学生の教育事業に従事。これまで500社以上の新卒採用を支援する一方、1万人以上の就活生のキャリア支援の実績を持つ。 テレビ出演、新聞、雑誌掲載実績多数。

株式会社ギブリー
就活生のための総合Facebookページ「ソー活ナビ2015」


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就職活動では、噂を信じて翻弄される就活生は少なくありません。そんな彼らが知りたいのは、採用担当者のホンネでしょう。そこで本連載では、これまでの500社以上の企業の新卒採用支援、1万人以上の就活生のキャリア支援で培ってきた株式会社ギブリーの山川雄志さんが、経験やノウハウを元に、就活生の方が知っておくべき「採用担当者のホンネ」や、「大切にしたいキャリアへの考え方」を解説します。

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