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出口治明の提言:日本の優先順位

わが国にとって税体系の「理想型」はどのようなものか

出口治明 [ライフネット生命保険(株)代表取締役会長]
【第102回】 2013年11月19日
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 前回のコラムで、消費税に係る軽減税率の問題に触れたところ、友人や知人から「軽減税率の問題点はよく分かったが、部分ではなく全体としてのわが国の税体系をどう考えたらいいのか」という指摘を受けた。

 そこで、全くの素人考えに過ぎないが、とりあえず基幹3税と呼ばれている所得税、消費税、法人税について1つの理想型を考えてみたい。

 ところで、2013年度予算を見ると、歳入面では、

 一方、歳出面では、

 となっており、社会保障関係費が歳出の中では突出した大きさを誇っているので、「税金は社会保障に象徴される公共財や公共サービスの対価」であり、「負担(税金)が即ち給付(社会保障給付や文教費)である」ということが一目でよく分かる構造となっている。なお税収の中では基幹3税で約8割のシェアを占めている。

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出口治明 [ライフネット生命保険(株)代表取締役会長]

1948年、三重県美杉村生まれ。上野高校、京都大学法学部を卒業。1972年、日本生命保険相互会社入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当。生命保険協会の初代財務企画専門委員会委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て同社を退職。その後、東京大学総長室アドバイザー、早稲田大学大学院講師などを務める。2006年にネットライフ企画株式会社設立、代表取締役就任。2008年に生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社に社名を変更、同社代表取締役社長に就任。2013年6月24日より現職。主な著書に『百年たっても後悔しない仕事のやり方』『生命保険はだれのものか』『直球勝負の会社』(以上、ダイヤモンド社)、『生命保険入門 新版』(岩波書店)、『「思考軸」をつくれ』(英治出版)、『ライフネット生命社長の常識破りの思考法』(日本能率協会マネジメントセンター)がある。

ライフネット生命HP

 


出口治明の提言:日本の優先順位

東日本大地震による被害は未曾有のものであり、日本はいま戦後最大の試練を迎えている。被災した人の生活、原発事故への対応、電力不足への対応……。これら社会全体としてやるべき課題は山積だ。この状況下で、いま何を優先すべきか。ライフネット生命の会長兼CEOであり、卓越した国際的視野と歴史観をもつ出口治明氏が、いま日本が抱える問題の本質とその解決策を語る。

「出口治明の提言:日本の優先順位」

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