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新興電子書籍ストアは
「店の狭さ」を売りにする!?

待兼音二郎
2013年11月27日
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 電子書籍を買おうと思ったとき、悩ましいのはストア選びだ。スマートフォンやタブレット端末で読む人の場合、国内大手ストアの選択肢は片手に余り、それでいて品揃えや使い勝手は、どこを選んでも決定的な差はないように思える。

 そこにこの11月、新たなストアが加わった。クーポン/チケット共同購入サイト「ポンパレ」を運営するリクルートライフスタイルと、電子書籍取次業者メディアドゥが共同で立ち上げた「ポンパレeブックストア」だ。後発組としてどんな売り方で利用客をつかもうとしているのか、両社に狙いや戦略を聞いた。

電子書籍ストアのユーザーは
いろいろ試している段階?

 電子書籍ストアの利用動向をまとめた統計はいくつかあるが、今年実施のものに絞っても集計結果はまちまちだ。電子出版業界人向けEPUBマガジン「OnDeck weekly」の調査では49.4%と半数近くが「Kindleストア」を使うと回答し、2位の「iBookstore」(15.8%)以下に大差をつけたが、ICT総研がネットユーザー全般に実施した調査では楽天「kobo」(2.5%)、Amazon「Kindleストア」(2.1%)、Apple「iBookstore」(1.4%)の上位3位以下、各ストアが僅差で並ぶ結果となった。

 「Kindleストア」の圧勝かと思いきや、意外にもそうではない。ユーザーはまだ、複数のストアを並行して試している段階なのかもしれない。

 しかし、これがかなり不便なのである。スマホ/タブレットユーザーにとっては、ストアごとに専用の閲覧アプリが必要で、本棚も別々になってしまう。紙の本ならありえないことだが、蔵書が購入元のストアごとに分断されてしまうのだ。だから、いずれはどこか1つのストアに絞りたいという欲求が自然に出てくるし、ストア側でもユーザーを囲い込もうと、他との差別化に腐心している。

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