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「半沢直樹」「あまちゃん」級の
メガヒットをどうしたら予測できるか

ジョブズのような需要創造思考を持つには?

藤田康人 [インテグレート代表取締役CEO]
【第46回】 2013年12月2日
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「ヒット商品」ランキングに
「半沢直樹」「あまちゃん」

 「日経トレンディ」が毎年12月号で発表する恒例のランキング企画が、今年も「2013年ヒット商品ベスト30」「2014年ヒット予測ランキング」として発表されました。企業のマーケティング担当者や当社のようなマーケティング会社、広告会社などもこの企画に大いに注目しています。

 自分が手掛けた製品やサービスがここで紹介されるというのは、この業界に身を置く人間にとっては一つの目標でもあるからです。

 2013年の「ヒット商品」の中で私が注目したのは、「半沢直樹」「あまちゃん」の二つのメガヒットドラマのランクインしていたことです。

 バブル時代のトレンディドラマは、当時の若者たちが憧れるライフスタイルを描き、そのロールモデルとなりました。それでも、1970年代から80年代初頭にテレビドラマが老若男女共通の話題であった頃から比べると、その存在感は次第に小さくなって行きました。

 そんな中、今年のこの二つのドラマは、日本中を巻き込んだ久々のメガヒットとなったのですが、これらにはバブル時代のドラマとは異なるヒットのプロセスがありました。ソーシャルメディアの存在が新しい流れを生んだのです。

 毎回、ドラマのストーリーをネタにオンラインでの「ソーシャルビューイング」が盛り上がり、それがドラマの人気をさらに加速させました。マスで分散したコンテンツが、ソーシャルメディアによって形を変えてさらに拡散し、視聴率を引き上げて行く。これまでにないヒットの生まれ方や、新しいコミュニケーションの形を象徴する事例といえるでしょう。

 ちなみに「日経トレンディ」編集部は、2013年のヒットは「楽しい健康」と「ニッポン再発見」がキーワードになるというトレンドを予測していました。これはまさに、当を得た結果となったのではないでしょうか。

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藤田康人 [インテグレート代表取締役CEO]

慶應義塾大学を卒業後、味の素株式会社を経て、92年、フィンランド人の社長と二人でザイロフィン ファーイースト社(現ダニスコジャパン)を設立。素材メーカーの立場から キシリトール・ブームを仕掛け、キシリトール製品市場はゼロから2000億円規模へと成長。07年、株式会社インテグレートを設立し、代表取締役CEOに就任。著書に『どう伝わったら、買いたくなるか』『99.9%成功するしかけ』 『漂流する広告・メディア』講演活動も行っている。integrateGroupウェブサイト:http://www.itgr.co.jp/

 


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インターネットなど双方向メディアの普及に伴い、従来の広告メッセージが届きにくい時代になったと言われます。どんな方法なら消費者とのコミュニケーションが成立するのか。「次世代IMC」を掲げる注目のマーケティング企業CEOがその極意を伝授します。

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