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出口治明の提言:日本の優先順位

2014年こそ「いつやるか?今でしょ!」の年に!!

出口治明 [ライフネット生命保険(株)代表取締役会長]
【第104回】 2013年12月17日
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 月日の経つのは本当に早いもので、2013年は余すところあと2週間となった。今年は、わが国にとっては、相対的に良い年であったように思われる。今年度の実質成長率は、先進国では最高レベルの2.8%程度(8月時点の政府見通し)が見込まれ、株式市場が活況を呈したこともあって、心理的には明るさが増した。2020年の夏のオリンピック・パラリンピックの開催地が東京に決まったことも預って力があった。さて、来たるべき2014年はどのような年になるのだろうか。

構造改革を行う
絶好のチャンス

 2014年度の実質成長率は、政府見通しでは1.3%程度、民間エコノミスト41人の予想をまとめたESPフォーキャスト調査によると、実質成長率は平均で0.8%と見込まれている。今年度より減速するのは、来年4月に消費税が5%から8%に引き上げられるので、駆け込み需要とその反動が見られるからだ。

 政府見通しとエコノミスト予測との差は、おそらく、(4-6で落ち込んだ後)7-9(期)以降で、どの程度消費が回復するかの読みにかかっているのだろう。駆け込み需要とその反動は、2年間をならして考えれば、平均2%程度の実質成長となるので(政府見通しの場合)、それほど心配することはないと考える。

 それよりもはるかに大事なことがある。2014年は、実は抜本的な構造改革を行う絶好のチャンスなのだ。下記の3条件が全て備わっている状況は、わが国はもちろん、他の先進国でも近年はあまり例がない。

 1.政権与党が両院で絶対多数を占めている
 2.政権への支持率が高い
 3.この1年間大きな選挙がない(≒世論の動向を気にしなくてもいい)

 オバマ大統領と比べても、安倍首相の強運は際立っていると考える。では抜本的な構造改革として何をなすべきか。

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出口治明 [ライフネット生命保険(株)代表取締役会長]

1948年、三重県美杉村生まれ。上野高校、京都大学法学部を卒業。1972年、日本生命保険相互会社入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当。生命保険協会の初代財務企画専門委員会委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て同社を退職。その後、東京大学総長室アドバイザー、早稲田大学大学院講師などを務める。2006年にネットライフ企画株式会社設立、代表取締役就任。2008年に生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社に社名を変更、同社代表取締役社長に就任。2013年6月24日より現職。主な著書に『百年たっても後悔しない仕事のやり方』『生命保険はだれのものか』『直球勝負の会社』(以上、ダイヤモンド社)、『生命保険入門 新版』(岩波書店)、『「思考軸」をつくれ』(英治出版)、『ライフネット生命社長の常識破りの思考法』(日本能率協会マネジメントセンター)がある。

ライフネット生命HP

 


出口治明の提言:日本の優先順位

東日本大地震による被害は未曾有のものであり、日本はいま戦後最大の試練を迎えている。被災した人の生活、原発事故への対応、電力不足への対応……。これら社会全体としてやるべき課題は山積だ。この状況下で、いま何を優先すべきか。ライフネット生命の会長兼CEOであり、卓越した国際的視野と歴史観をもつ出口治明氏が、いま日本が抱える問題の本質とその解決策を語る。

「出口治明の提言:日本の優先順位」

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