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デジタル流行通信 戸田覚

ネットブックの次は「ネットトップ」
低性能・低価格PCブーム到来か?

戸田 覚 [ビジネス書作家]
【第52回】 2008年11月10日
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Eee BOX
「Eee BOX」は、ASUS製のネットトップ。とてもスリムで小さなボディーが特徴。性能はミニマムでドライブも内蔵していないが、実売4万4800円の低価格が魅力だ。写真は正面のパネルを開けたところ。

 「5万円パソコン」と呼ばれるネットブックがよく売れている。いまや、ノートパソコンの売上の2割を占めると言われるほどだ。

 ネットブックは、名前を見てもわかるように、インターネットの利用がコンセプトのミニノートだ。一般的なパソコンとの最大の違いは、Atomというネットブック専用のCPUを搭載していること。格安モデル用に設計された専用の心臓部を持っている。

 OSが一世代前の「Windows XP」となっているのも特徴。最新のOSである「Windows Vista」が登場して2年近く経つが、巷では乗り換えのスピードが遅々として進んでいない。いまだに使い慣れたWindows XPを愛用する個人・企業も多い。ネットブック人気には、Windows XPが新品で買える点も寄与しているのだろう。

 ネットブックはパフォーマンス的にはほめられたものではない。だが、安価で気軽に持ち歩けることが受けているのだ。課題だったバッテリー駆動時間の短さを改善したモデルも増えてきており、さらに人気が高まりそうだ。

 さて、ネットブックと似たジャンルの製品が登場しているのをご存じだろうか。同じく、ATOMを搭載した小さなデスクトップで、「ネットトップ」と呼ばれることもある。

 ネットブックで大成功したASUS社からも、「Eee BOX」というネットトップが登場した。まだ、ネットブックほどの成功を収めたとは言えないが、今後はある程度の売れ行きを期待できる可能性はあるのではないだろうか? 今回は、ネットトップ登場によるパソコンの先行きを占ってみたい。

 今やデスクトップは、パソコン全体の3割程度しか売れていない。ノートパソコンの人気に押されているのだ。一昔前まで、ノートパソコンのほうが高価だったが、最近では量産効果もあって、デスクトップの方が高くなってしまった。その結果、さらにノートパソコンの人気が加速しているのが現状だ。

 現在売れているデスクトップは、高性能なモデルとボードPCと呼ばれる液晶一体型のモデルである。高性能なモデルは要らないと考えているユーザーが多いためか、ハイパフォーマンスモデルの売れ行きは芳しくない。

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戸田 覚[ビジネス書作家]

1963年東京生まれ。ビジネス書作家、コンサルタント。株式会社アバンギャルド、有限会社戸田覚事務所代表取締役。ハイテク、パソコン、成功する営業のコツ、新商品開発、新事業開発といったテーマを中心に、執筆、出版プロデュース、講演、コンサルティングに携わる。ビジネス誌、パソコン誌、情報関連雑誌をはじめとして多数の連載を抱える。
著書に『あのヒット商品のナマ企画書が見たい!』『プレゼンの極意を盗め!』(以上、ダイヤモンド社)、『すごい人のすごい企画書』(PHP研究所)、『仕事で使える!クラウド超入門』(青春出版社)、『LinkedIn人脈活用術』(東洋経済新報社)など多数がある。
著者ブログ:http://www.toda-j.com/weblog/
株式会社アバンギャルドHP:http://www.avant-garde.jp/


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