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オトコを上げる食事塾 笠井奈津子

高カロリーな食事をしても
なぜすぐに空腹になってしまうのか

笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]
【第42回】 2014年1月20日
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 低カロリー=健康的、とは言い切れない、ということが随分と世間に浸透してきたように思う。でも、ダイエット中の方、特に女性には、口にするものに対して“重量の壁”なるものがあるのを日々感じる。つまり、重量感のあるしっかりとした食事を避けようとする傾向だ。たとえ同じカロリーであっても、さらには定食やフルコースの方が健康的であることがわかっていても、丼や菓子パンなどの単品を選んでしまう。そんなケースが非常に多い。

 重量感があるものを食べた直後に体重が増えるのは必然である。でも、計量前のジョッキーやボクサーとは違い、私たちは食後の体重をグラム単位で気にする必要はない。そして、悲しいかな……1食1食の重量を気にしている人ほど、ダイエットの成功率は下がる。そこで今回は、重量感を避けたいが故の単品食べについて、考えていきたい。

なぜ食べているのに空腹になる?
丼一杯だけの食事で起こりがちな“偽の空腹”

 ダイエットが続かない原因のひとつには、満腹感、満足感を感じない空腹状態を長時間維持するのが難しいことが挙げられる。では、単品の丼一杯を「満腹感」という観点からみるとどうだろう。丼一杯のお腹の持ち時間とフルコースのそれとは大分異なるはずだ。

 でも、改めて考えるに、空腹の原因になるものはなんだろう。一定のカロリーを満たせていれば、空腹を感じることはない、とは言い切れなさそうだ。

 空腹を感じる理由として、食間があき、血糖値が下がること、というのは一般的だろう。ただ、食事をすれば血糖値は上がるものの、米や麺、パンなど炭水化物を多く含む食材や、お菓子など糖を多く含む食品は急激に血糖値が上がり、その分、急激に血糖値が下がりやすくもある。そうすると、“食べているのに”、“空腹ではないはずなのに”、低血糖状態になり、手が震えたりめまいがおきることもある。ある意味、“偽の空腹”である。

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笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科を卒業後、栄養士免許取得。現在、栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストとして活躍中。都内心療内科クリニック併設の研究所での食事カウンセリングやセミナーなどで、これまでに携わった8000通り以上の食事記録をもとに食事指導を行っている。また、“食卓に笑顔を”の願いのもと、『Smile table』を主宰し、ビジネスマン向けに企業内研修、カウンセリングをするほか、ワークショップなども実施している。最新の情報などはこちらへ。
著書には『甘い物は脳に悪い』『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』がある。
文化放送「オトナカレッジ・健康学科」に隔週木曜日出演中。詳しくはこちらから→オトナカレッジHP
ポッドキャスト「オトナカレッジ・聴く図書館」でも聴けます。番組紹介動画はこちら

 


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