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吉川英一の低位株で資産倍増をめざせ!

狙うべきは、発行株数の少ない株

吉川英一 [個人投資家]
【第3回】 2007年11月19日
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 一口に低位株投資といっても、最近は株価が低迷しているため、500円以下の株なら山ほど転がっている。この中から投資する銘柄をどう選べばいいのだろうか。

発行株数に注目しよう

 私がまず銘柄を選ぶ基準としているのは、小型株であることだ。主として資本金30億円以下、発行株数6000万株以下、浮動株比率30%以下をひとつの基準としている。『金持ち父さん貧乏父さん』で有名になったロバート・キヨサキ氏も本の中で、小型株中心に投資していると書いていた。

 理由はいたって単純。株価は需給で動くため、発行株数の少ない株のほうが、人気が殺到した場合に大きく動くためだ。

 例えば、大型株の代表でもある新日鐵(5401)は68億600万株も株を発行している。これに対して、同じ東証一部の宇徳(9358)は2910万株と新日鐵の1/23にも満たないのだ。そして浮動株比率もほぼ20%程度で同じだ。会社四季報の一株当たり利益も新日鐵が来期58.6円予想で、宇徳は57.5円と同水準になっている。

 あなたなら、どちらの株に投資するだろうか? 私は迷わず宇徳に投資する。宇徳の発行株数に浮動株比率20.4%をかけると、市場に流通している株はわずか593万株である。この程度の株数であれば、何か材料が出て出来高が急増すれば、すぐにストップ高してしまうのである。

 予想通り、宇徳は今年3月に業績上方修正でザラ場ストップ高を2回つけたし、今年7月にもザラ場に3日連続のストップ高をつけたのである。そして、今年3月の安値390円からなんと1030円まで、株価は半年間で2.6倍のパフォーマンスを達成したのだ。

 これに対して、新日鐵も今年はけっこう上昇したのだが、618円から7月の高値964円と1.5倍にとどまったのである。

 その後、宇徳の株価は中間決算の結果が当初予想を下回ったため売られて、本日(2007年11月15日)487円程度まで下げているが、信用買い残の整理が進めば、再上昇となることは間違いないだろう。

 一方、新日鐵のほうの株価も調整中であり、現在(2007年11月15日)676円である。鉄鋼株は世界的な需給逼迫が今後も続くと思われるため、出直ってくることは間違いないと思われる。さて、あなただったら、どっちを買うだろうか?

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吉川英一 [個人投資家]

"1957年生まれ。富山県在住の個人投資家。年収360万円から低位株投資で資金を貯めて、アパート経営を開始。株と不動産で増やした資産は約2億円超。マネー誌などで指南役として活躍中。著書に『年収360万円から資産1億3000万円を築く法』『低位株で株倍々!』『不動産投資で資産倍々!会社バイバイ♪』『低位株必勝ガイド』『億万長者より手取り1000万円が一番幸せ!!』『一生お金に困らない個人投資家という生き方』(以上、ダイヤモンド社)、『一生好きなことをして暮らすための 「不労所得」のつくり方』(光文社新書)などがある。


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