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外国人が同僚・取引先・ライバルになったら?「グローバル」と仲良く付き合う方法

インドは帰国子女、留学経験者でも超難関国!?
なまった英語だけじゃない!直面する3つの問題点

高野秀敏 [株式会社キープレイヤーズ代表取締役]
【第13回】 2014年1月29日
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 南アジアの大国・インド。旅行では日本人にも大変人気のある国ですが、ビジネス経験がある方となると、まだまだ少ないのが現状でしょう。しかし、人口が今後も増え続けると見られているインドは、日本企業にとっても日本人ビジネスパーソンにとっても重要な場所であることは間違いありません。

 そこで今回は、魅力的でありながら謎めいた国・インドの現状と、知られざる日本とのギャップについてご紹介していきましょう。

年間出世数は日本の30倍!?
急激なインフレ、賃金上昇も進行中

 インドは、人口12億人以上という中国に次ぐ世界第2位の人口を誇り、また国土は日本の9倍という大国です。また、年間の出生数は約3000万人と、日本(約100万人)の30倍で、この数字はインドの勢いや現状を表していると言ってよいでしょう。

 こうした点から目覚ましい経済成長を遂げているという印象を持たれるインドですが、ここ最近は成長率が鈍化しているといいます。

 インドで初めての日本人経営の語学学校Misao Language Instituteの校長である松尾陽市さんは、こう語ります。

 「昨年10月、世界銀行は2013~2014年度(4月から3月)のインド経済成長率予測を6.1%から4.7%に下方修正しました。その背景には、高水準のインフレ率、経常赤字の拡大、ルピー安による財政収支への圧力があると指摘されています」

 また、このインフレは人々の生活にも顕著な影響を与えているようです。

 「国内製タバコを例にとってみても、私がインドへ来た2013年1月には1箱120ルピー(約204円)だったものが、4月には136ルピー(約231円)、10月には150ルピー(約255円)と、実に25%も値上がりしています。食料品などの生活必需品も3ヵ月に10%程度も値上がりしており、とどまることのない印象です。物価上昇に伴って、都市部では賃金上昇も続き、昇格しなくても毎年給料が上がるため、転職時には20~30%アップの給与を要求するインド人も多いと聞きます」(松尾さん)

 そんなインドですが、現在、日系企業はどれほど進出しているのでしょうか。教えてくださったのは、ネット広告事業を展開するマイクロアド・インディアの代表取締役である佐々木誠さんです。

 「インドに進出している日系企業は現在約1000社で、主に製造業ですがサービス業も増えつつあると思います。在住している日本人はインド全土で約5000名、デリー(グルガオン含む)で約3000名と言われています。東南アジアや中国と比較すると圧倒的に少ない数字だと思いますが、その分、日本人コミュニティは強く、ホームパーティやイベントなどでいろんな人に知り合うチャンスがありますよ」

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高野秀敏 [株式会社キープレイヤーズ代表取締役]

宮城県生まれ。東北大学経済学部卒業後、人材総合サービス・株式会社インテリジェンスに入社。同社にて人材紹介事業の立ち上げに参画し、営業、企画、カウンセリングを行う。その後、キャリアコンサルタントチームの運営と教育を任され、人事部採用担当として、数百人の学生、社会人と面談。キャリアカウンセリングによって適職へと導いた人材は3500名超、キャリア講演回数は100回以上に達する。インテリジェンス退社後、2005年1月、個人と企業をマッチングする人材サービス・株式会社キープレイヤーズを設立。著書に『絶対に後悔しない転職先の選び方』などがある。


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