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「引きこもり」するオトナたち

支援される時代から当事者同士がつながる時代へ
引きこもり界の2014年を読む

池上正樹 [ジャーナリスト]
【第185回】

 2014年は、「引きこもり」たちにとって、どのような年になるのだろうか。

 若い世代を中心に、お金を持たない、使わないという価値観が普通になった。右肩上がりの経済状況下での夢や目標を共同体の中で持つことのできた、そんな終身雇用時代への幻想は、もはやほとんどない。

 世の中の構造が、少しずつ変化してきていることを実感する。

 こういう先行きの見えない時代には、外から社会を傍観している当事者に寄り添い、思いを聞くと、たくさんの気づきを得ることができる。

 昨日、「ひきこもり大学」を発案した当事者のMさんから、こう言われた。

 「池上さんも、いつも一方的にコラムを発信しているけど、読者の引きこもりの人たちにも、記事へのリクエストを呼びかけてみてはどうですか? こういう情報を知りたいとか、こんなことを取材してほしいとか。双方向なんだから…」

 なるほど、その通りだと思った。

ネットを通してつながり始めた
引きこもる当事者たち

 当連載の下記のアドレスにも、毎日、メールは寄せられてくるが、中でも最近増えているのは、自宅に引きこもっている全国各地の人たちからの切実な思いだ。

 外に出たい。でも、どこに行けばいいのかわからない。私の住む地域には何もない。行ってみたいけど人と関わるのは怖い。どうすれば自立できるのかがイメージできない。

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池上正樹 [ジャーナリスト]

通信社などの勤務を経て、フリーのジャーナリストに。主に「心」や「街」を追いかける。1997年から日本の「ひきこもり」界隈を取材。東日本大震災直後、被災地に入り、ひきこもる人たちがどう行動したのかを調査。著書は『ひきこもる女性たち』(ベスト新書)、『大人のひきこもり』(講談社現代新書)、『下流中年』(SB新書/共著)、『ダメダメな人生を変えたいM君と生活保護』(ポプラ新書)、『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』(青志社)など多数。TVやラジオにも多数出演。厚労省の全国KHJ家族会事業委員、東京都町田市「ひきこもり」ネットワーク専門部会委員なども務める。YAHOO!ニュース個人オーサー『僕の細道』

 


「引きこもり」するオトナたち

「会社に行けない」「働けない」――家に引きこもる大人たちが増加し続けている。彼らはなぜ「引きこもり」するようになってしまったのか。理由とそうさせた社会的背景、そして苦悩を追う。

「「引きこもり」するオトナたち」

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