ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
これで絶対後悔しない!35歳からの転職力養成講座

「妻が反対するので内定辞退します」
男の決断を揺るがす「嫁ブロック」の実態

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]
【第16回】 2014年2月24日
1
nextpage

「聞いたことのない会社だからダメ」
「幼稚園で恥をかく」と反対する妻

 「妻が反対するので……」

 そんな理由でせっかく内定が出ても辞退したり、転職活動をあきらめたりする人が目につくようになりました。私たちはこれを「嫁ブロック」と呼んでいます。

 最近、転職のお手伝いをしているなかで傾向として感じることの1つが「妻の影」の増大です。男性候補者の転職活動において、奥さまの影響力が強まっているのです。

 一家の家計を預かっているのが妻であると考えると転職活動に妻の影響が及んでも別に不思議ではありません。しかし、昔はこうした現象はありませんでした。昔も今も妻が家計を預かっているとすれば、夫と妻の力関係に変化が生じているのかもしれません。

 先日も妻に反対されたという理由で内定を辞退した候補者がいました。

 「来年から下の娘が幼稚園に入るので、転職はやめてくれと言われまして……」

 この方は誰でも知っている大手企業からベンチャーへの転職を考えていたので「収入減がネックなのかな」と思いましたが、よく聞いてみると根本的な反対理由は斜め上のところにありました。

 「せっかく大手企業の肩書きがあるのに、わけのわからない社名になったら幼稚園で恥ずかしい思いをするから嫌だ。そう言ってききません」

 このケースのように、いま勤めている会社の社名にこだわって嫁ブロック発動、というパターンはけっこうあるものです。

 「そんな聞いたことのない会社、実家の両親にどう説明すればいいの!」

 「小さな会社じゃ30年後にあるかどうか、わからないじゃない!」

 また、「ママ友から反対されたから」というのもよくある理由です。自分自身の意見が反対の根拠でないのは驚きですが、周囲の目を過剰に気にしている点では社名にこだわるのと同じです。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]

1986年滋賀大学経済学部卒業後、リクルート入社。7年間人事担当採用責任者として新卒、中途、留学生、外国人など多岐にわたる採用を担当し同社の急成長を人材採用の側面から支える。退職後現社を設立。リクルートで実践した「企業力を超える採用」の実現のため1000社を超える顧客にそのノウハウを提供、さまざまな分野の支援を実現。また個人へのキャリアコンサルティングは1万名を超え、「個人の本気に火をつける」面談には定評がある。49歳。1963年生まれ、いて座。

 


これで絶対後悔しない!35歳からの転職力養成講座

かつては「35歳が限界」と言われた転職。しかし今では35歳以上のビジネスパーソンも転職ができる時代に変わりつつある。そんな35歳以上の大人が転職する際、人生の重要な決断を失敗しないためには、どのように行動すればよいのだろうか。これまで数多くの人の転職を成功に導いてきたキャリアコンサルタントの丸山貴宏氏が、実践に役立つ35歳以上の転職ノウハウを教える。

「これで絶対後悔しない!35歳からの転職力養成講座」

⇒バックナンバー一覧