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社長のための黒字の教科書 小さな会社の財務改善70のテクニック
【第4回】 2014年2月26日
著者・コラム紹介バックナンバー
森岡 寛 [キャッシュフローマネジメント株式会社/財務マネジメント株式会社代表取締役]

黒字社長が実践する5つの目標達成法

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赤字社長と黒字社長を分けるものは何でしょうか。真っ先に挙げられるのが「絶対に黒字にする」という強い意志があるかどうか。黒字を実現するためには「根拠のある目標設定をする」「リスク管理を徹底する」などが必要。今回は、黒字社長が実践する目標達成の方法についてお伝えします。

1.リスク管理を徹底する

 経営にはリスクがつきものです。よく「バラ色の事業計画を作る」という言い方があります。

 確かに、10年後や15年後の長期にわたって大きな夢やビジョンを掲げること自体は、私も賛成です。ですが、それだけでは、黒字は達成できません。

 経営にはリスクがつきものです。このリスクに対してどれだけ向き合っていくのかを事前に想定し、それへの対応策を考えて実行しておくことが経営には求められます。

 例えば、売上の8割を1社の得意先に依存していたり、特定の営業社員が会社の8割の売上を上げているというケースがあるとします。

 一見すると、前者は良い得意先だと言えますし、後者は優秀な営業社員と言うこともできます。

 ですが、前者の場合、仮に受注がストップしたらどうなるでしょうか?

 後者の場合、仮にその優秀な営業社員が退社・独立したらどうなるでしょうか?

 もちろん、そうならないように今の関係を継続することも重要ではありますが、こればかりは社長の一存で決められることではありません。

 こういうとき、黒字社長はこれらのリスクを徹底的に削減するためのアクションを実行します。

 前者の事例であれば、新たな販路の開拓、新たな商品の開発といった手を打って、特定の得意先の売上シェアの低下を図ります。

 また後者では、他の営業社員に売上案件を配分したり、特定の営業社員に依存しない販売体制づくりなどを行います。

 このように、数字だけでは見えてきませんが、今ある状況の中で起こりうるリスクに対してどのようなアクションを行うか?

 このリスク管理が黒字達成を実現するうえでは重要です。

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森岡 寛(もりおか・ひろし) [キャッシュフローマネジメント株式会社/財務マネジメント株式会社代表取締役]

1974年生まれ。高知県高知市出身。実家は製麺卸売業を営む。近畿大学在学中、会計学研究会に所属し、管理会計の研究に従事。卒業後、会計事務所勤務を経て、2003年起業。 起業後は、東京・大阪で中小企業のキャッシュ・フロー改善に特化した財務コンサルティングを展開。 現在は「キャッシュフローの専門家」として、講演・執筆・コンサルティング業務に従事する一方、ITツールを活用してワークライフバランスの充実に努めている。妻と子供2人の4人家族。 著書に『マンガで入門! 会社の数字が面白いほどわかる本』、『社長のための黒字の教科書』(ともにダイヤモンド社)がある。
http://www.cashflow.co.jp
http://www.zaimu.net

 


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