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ゲームを世界展開して成功するためには
徹底的な「ローカライズ」が欠かせない
――Kabam ケビン・チョウCEOに聞く

大西洋平
【第36回】 2014年3月13日
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スマートフォン向けのソーシャルゲームで急成長する米国Kabamのケビン・チョウCEOが来日。日本のビデオゲームをこよなく愛するゲームファンが高じて自らゲーム会社を興すまでとなったいきさつや、Kabamの成長戦略、現在の日本のゲーム市場についても語った。

――まずは、Kabamという会社を設立したきっかけや、これまでの経緯について簡単にご説明願います。

Kabam CEOのケビン・チョウ氏
Photo:DOL

 私自身もコアゲーマーで、子どもの頃からビデオゲーム(TVゲーム)などで遊んできました。今でも「ゼルダの伝説」の1作目や「ストリートファイター」シリーズは大のお気に入りです。RPG(ロールプレイングゲーム)も随分とプレイしましたが、やがてストラテジーゲーム(戦略シミュレーションゲーム)に夢中になりました。そして、自分もゲームを供給する側に回りたいと考え始め、2006年に共同でこの会社を創立したのです。

 私たちが最初にビジネスのパートナーに選んだのはフェイスブックで、2009年にフェイスブック上で無料(free to play)のストラテジーゲームを公開しました。

 しかしながら、スマートフォンやタブレット端末などといったモバイル機器の普及に伴って、コンソール機(家庭向けゲーム専用機)からオンラインゲームへと人気がシフトしていくのを感じ取り、iOS(iPhone、iPad、iPod)向けやAndroid向けへと軸足を移していきました。現在もフェイスブック向けにゲームを供給していますが、売り上げの約75%はモバイルゲームが占めるようになっています。

 Kabamは2012年から黒字を計上するようになり、2013年には3億6000万ドル以上の売上を獲得して前年比100%の成長を達成しました。さらに、2014年は5億5000~6億5000万ドルの売り上げを見込んでいます。

――IPO(株式上場)の計画はあるのですか?

 まだ現段階では具体化していませんが、もちろん積極的に検討しています。

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