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町工場に「省エネサービス」展開
逆転の発想で着実に業績を伸ばす
ユビキタスエナジー代表取締役社長兼CEO 田中政臣

週刊ダイヤモンド編集部
【第83回】 2009年8月27日
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ユビキタスエナジー代表取締役社長兼CEO 田中政臣(撮影:住友一俊)

 従業員数10人未満の町工場。ユビキタスエナジーの社員が油まみれになりながら、ところ狭しと並ぶ旋盤やフライス盤を止めたり動かしたりして、どの程度の電力を使用しているかを見極めていく。同社の主力商品である「ブレーカー」を売り込むためだ。

 ブレーカーは7年間のリース契約で、リース料は月5000円。電力契約の基本料金部分を節約することができるため、基本料金を月5万円と仮定すれば、リース料を差し引いても約1万5000円のコスト削減に結び付く。小さな町工場にとって、この1万5000円はじつに大きい。

 同じような省エネコンサルティング、節電機器販売業者はほかにもいる。しかし、同社を創業した田中政臣の狙いはほかにはないユニークなものだった。徹底して「小さな町工場」に照準を絞ったのだ。

 「小さな町工場」の新規開拓には手間ひまがかかる。1件当たりの契約金額も小さい。だからこそ競争相手も少ないし、いったん契約すれば途中でキャンセルされる可能性も小さいという読みである。

 手っ取り早く売り上げを稼ぐのならば、規模が大きい工場に売り込んだほうが効率的だ。しかし、ノウハウを盗まれ、ブレーカーを勝手に調達されてしまう恐れがある。急がば回れでいこう──。

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