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領域を超える経営学
【第11回】 2014年3月31日
著者・コラム紹介バックナンバー
琴坂将広 [立命館大学経営学部国際経営学科准教授]

第11回
9.11に歓喜する人々、スパイ疑惑で全身スキャン…
ガイドブックを捨てた旅から世界の多様性を学ぶ

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ベンチャー企業の経営者として実務に携わり、マッキンゼー&カンパニーのコンサルタントとして経営を俯瞰し、オックスフォード大学で学問を修めた琴坂将広氏。『領域を超える経営学』(ダイヤモンド社)の出版を記念して、新進気鋭の経営学者が、身近な事例を交えながら、経営学のおもしろさと奥深さを伝える。連載は全15回を予定。

世界60ヵ国、200以上の都市を訪れる

 前回、前々回と、とても真面目な記事を書きましたが、今回はまた少し肩の力を抜いて、旅について筆のおもむくままに書きたいと思います。

 さて、プロフィールにも書いてありますが、私は60の国と地域、200以上の都市に滞在したことがあるそうです。「あるそうです」と書いたのは、これだけ多くの場所を訪れると、その全体像はもはやぼやけた形でしか記憶に残っていないからです。

 それらのほとんどは、国外に住んでいた7年間のうちに訪れました。仕事をしながらなぜこれだけの場所を訪れることができたかと言えば、1つに、休日のほとんどの時間を旅行にあてていたからです。そしてもちろん、私が国際経営戦略の仕事と研究ばかりをしてきたことも挙げられます。

 たとえば、シンガポールで戦略を策定していたときは、タイ、マレーシア、インドネシアなどを訪れました。同じように、中国にいたときも、中東にいたときも、アフリカ北部にいたときも、その周辺国を訪れています。

 現地の方々の考え方を理解し、市場を知らなければ、戦略を作れるわけもありません。そのため、半分は仕事、半分は趣味を兼ねて、周辺国を精力的に巡りました。

 研究者としての生活を始めてからも、この姿勢に変化はありません。私の専門分野が国際経営と多国籍企業論であることもあり、現実の最先端を知り続けるために世界を回り続けています。

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琴坂将広(ことさか・まさひろ) [立命館大学経営学部国際経営学科准教授]

慶應義塾大学環境情報学部卒業。在学時には、小売・ITの領域において3社を起業、4年間にわたり経営に携わる。 大学卒業後、2004年から、マッキンゼー・アンド・カンパニーの東京およびフランクフルト支社に在籍。北欧、西欧、中東、アジアの9ヵ国において新規事業、経営戦略策定のプロジェクトに関わる。ハイテク、消費財、食品、エネルギー、物流、官公庁など多様な事業領域における国際経営の知見を広め、世界60ヵ国・200都市以上を訪れた。
2008年に同社退職後、オックスフォード大学大学院経営学研究科に進学し、2009年に優等修士号(経営研究)を取得。大学の助手を務めると同時に、国際経営論の研究を進める。在籍中は、非常勤のコンサルティングに関わりながら、ヨットセーリングの大学代表選手に選出されるなど、研究・教育以外にも精力的に活動した。2013年に博士号(経営学)を取得し、同年に現職。専門は国際化戦略。
著書に『領域を超える経営学』、共編著に『マッキンゼー ITの本質』(以上、ダイヤモンド社)、分担著に『East Asian Capitalism』(オックスフォード大学出版局)などがある。
Twitter:@kotosaka


領域を超える経営学

ベンチャー企業の経営者として実務に携わり、マッキンゼー&カンパニーのコンサルタントとして経営を俯瞰し、オックスフォード大学で学問を修めた琴坂将広氏が、3つの異なる視点でグローバル経営の過去、現在、そして未来を語る。『領域を超える経営学』(ダイヤモンド社)の出版を記念して、新進気鋭の経営学者が、身近な事例を交えながら、経営学のおもしろさと奥深さを伝える。連載は全15回を予定。

「領域を超える経営学」

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