キャリアコンサルタントの櫻井です。

 今や世界最大のソーシャルネットワーキングサービスである「Facebook」が、2014年2月に開設10周年目を迎えたそうです。月間アクティブユーザー数は、なんと12.3億人(2013年12月現在)とか。

 Facebook以外でも様々なソーシャルネットワークが親しまれている時代。今回は就職活動におけるSNS活用の問題点について書きたいと思います。

約半数の学生が
Facebookを使って就活中

 冒頭でもお伝えした通り、今やFacebookの利用者数は膨大な数となっています。

 実に学生の半数近くが利用しているとも言われているソーシャルメディアを使った就活、すなわち「ソー活」ですが、実際に企業サイドでもFacebookに採用情報を掲載したり、人事担当者がツイッターでつぶやいたりという機会も増えています。

 また、Facebook限定の就活イベントの開催や、一定の条件を満たしている場合(友達数200名以上など)は1次選考免除といった試みをしている企業まであるようです。

 例えば、ジェイアール東日本企画新卒採用ページ(Facebookページ)もその1つで、WEB会社説明会の実施やエントリーシートの締切案内まで様々な情報を採用ページ上で発信しています。

 実際に学生が主体となって行っていると考えがちな「ソー活」ですが、実は企業側としても自社を宣伝する貴重な機会でもあり、エントリー者を増やすという意味では非常に有効とも考えられます。

 Facebook利用者の話に戻りますが、私の周囲でもFacebookに登録している方はもちろん、実際に仕事に活用している方も多く見受けられます。私自身も過去に就職支援をさせていただいてきた方の中で繋がっている方も大勢います。

 しかし、「ニュースフィード」と呼ばれる、俗に友達登録をしている方の投稿を拝見していると、稀にこちらがゾッとするような記事がアップされている事があります。

 そんなケースと、ゾッとする危険性をいくつかピックアップしていきたいと思います。

 これらは全て、就職活動中の学生や転職活動者の方の投稿です。