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これで絶対後悔しない!35歳からの転職力養成講座

前職で得た名刺は置いていけ!
人脈を失わず円満退社するための条件

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]
【第19回】 2014年4月7日
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引き継ぎは普段の120%のクオリティで取り組め

 転職を決意し会社に伝えても、優秀な人であればあるほど強く慰留され、円満に退職することは困難である。以前、この連載でそう述べました(参照「“いい人”のまま辞めるのは絶対不可能 転職したいなら「裏切り者」になる覚悟を持て!」)。たいていの場合、「いい奴」のまま転職し会社を辞めることなどできないのです。

 しかし、だからといって強硬に退職してよいわけではありません。退職を申し出て険悪な雰囲気になったとしても、「立つ鳥跡を濁さず」ということで極力円満退社を心がけ、辞める会社や職場に迷惑をかけないようにする努力が必要です。

 辞めるときは「裏切り者」扱いされたとしても、時間が経過すれば元の関係性に戻ります。ただし、それは辞め方がきちんとしている場合であって、問題のある辞め方をすれば関係性の修復は当然、難しくなります。

 仕事ぶりはその人となりを物語ります。さらにはどうしても会社を辞めるとき、周囲の人たちは退職する人の粗を探すような視線になりがちですから、ちょっとした引き継ぎの不備は大きなマイナスとして評価されかねません。

 会社を去るときの「最終印象」が、辞めた会社の同僚が自分の人脈という財産になるか、ただの知り合いで終わるかの大きな分かれ道になるのです。

 転職が決まるとどうしてもエネルギーは新しい会社のほうに向きがちですが、それをぐっと今の仕事に戻し、業務の引き継ぎは普段の120%のクオリティで行うべきです。「辞めるから手を抜いても構わない」という態度は言語道断です。

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丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]

1986年滋賀大学経済学部卒業後、リクルート入社。7年間人事担当採用責任者として新卒、中途、留学生、外国人など多岐にわたる採用を担当し同社の急成長を人材採用の側面から支える。退職後現社を設立。リクルートで実践した「企業力を超える採用」の実現のため1000社を超える顧客にそのノウハウを提供、さまざまな分野の支援を実現。また個人へのキャリアコンサルティングは1万名を超え、「個人の本気に火をつける」面談には定評がある。49歳。1963年生まれ、いて座。

 


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