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あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場

なぜ「仮性フリーライダー」が増殖するのか? タダ乗り社員を“育てる”職場と“出さない”職場の人間関係

河合太介 [(株)道(タオ)代表取締役社長],渡部 幹 [モナッシュ大学マレーシア校 スクールオブビジネス ニューロビジネス分野 准教授]
【第19回】 2010年12月22日
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いわゆる「真性フリーライダー」は少数派?
大多数が「仮性フリーライダー」という現実

 ここ数週間で掲載された「粘土層タダ乗り社員」「女性タダ乗り社員」の記事については、大きな反響をいただいている。

 その理由は、多くの読者にとって「あるある」と身近に感じられるような事例を、多くとりあげたからだろう。

 しかし、「あるある」と共感するだけでは、話は先に進まない。タダ乗り社員たちと同じ職場で働く上司や同僚たちは、彼らにどう対処したらよいのだろうか。

 その前に、1つ考えておくべきことがある。そういったタダ乗り社員は、個人の性格に原因がある「根っからの真性フリーライダー」なのか、それとも置かれた環境がその人をフリーライダーたらしめてしまったのか、という点だ。

 拙著『フリーライダー――あなたの隣のただのり社員』の中で紹介している分類とは違う軸での分類だが、私たちは基本的にフリーライダーには3種類いると考えている。それは以下の通りだ。

 ・「真性フリーライダー」:どんな環境でも隙があればタダ乗りしたがる。タダ乗りしていることを認めようとしない、あるいは正当化する。

 ・「仮性フリーライダー」:タダ乗りできる環境が与えられているためにタダ乗りする人々。あるいは「単純にここではタダ乗りしてもいいんだよね」という考えに染まっている人々。

 ・「防御型フリーライダー」:タダ乗りする気はないのに、前述した2種類のフリーライダーに搾取されるのがバカバカしくなって、自分もタダ乗りしてしまう人々。連載第2回で述べた「腐ったリンゴ効果」の犠牲者。

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河合太介 [(株)道(タオ)代表取締役社長]

ワトソンワイアットを経て、「人と組織のマネジメント研究所」(株)道(タオ)を設立。ベストセラーとなった『ニワトリを殺すな』をはじめ、『デビルパワー エンジェルパワー』『育ちのヒント』(共に幻冬舎)など著書多数。慶応丸の内シティーキャンパス客員ファカルティー。

渡部 幹(わたべ・もとき)
[モナッシュ大学マレーシア校 スクールオブビジネス ニューロビジネス分野 准教授]

UCLA社会学研究科Ph.Dコース修了。北海道大学助手、京都大学助教、早稲田大学准教授を経て、現職。実験ゲームや進化シミュレーションを用いて制度・文化の生成と変容を社会心理学・大脳生理学分野の視点から研究しており、それらの研究を活かして企業組織にも様々な問題提起を行なう。現在はニューロビジネスという大脳生理学と経営学の融合プロジェクトのディレクターを務めている。代表的な著書に『不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか』(共著、講談社刊)。その他『ソフトローの基礎理論』(有斐閣刊)、『入門・政経経済学方法論』、『フリーライダー あなたの隣のただのり社員』 (共著、講談社)など多数。


あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場

いつになったら報われるのか――。熾烈な競争に晒されたビジネスマンは疲れ切っている。そんな彼らに強い負の感情を抱かせるのが、職場で増殖中の「タダ乗り社員」(フリーライダー)だ。タダ乗り社員が増える背景には、企業の制度やカルチャーが変化し、組織に矛盾が生じている側面もある。放っておいてはいけない。ベストセラー『不機嫌な職場』の著者陣が、タダ乗り社員の実態と彼らへの対処法を徹底解説する。

「あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場」

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